三佐和ブログ


コンクリートジャングルとアスファルト砂漠1 2016年12月27日
東京都内で緑化基盤ガーデンクリートの上に芝生をはじめとするさまざまな植物を育てて10年以上が経過しました。コンクリートやアスファルトに囲まれた、都市環境の中でガーデンクリートで育つ植物を通して様々なことを学びました。そしてヒートアイランド東京は人にとってはネガティブな環境ですが植物にとってはポジティブな環境ではないかと思うようになりました。
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ヒートアイランド東京の大きな問題点の一つが保水力の著しい低下です。東京は年間およそ1600mmの降雨量が見込まれます。一日当たり平均しておよそ4mmの降水量です。また東京に尼が降る日数は115日前後と言われています。3日に一度は雨が降る計算です。つまり3日に一度12mm前後の雨が降る計算ですね。
コンクリートジャングル、アスファルト砂漠に覆われた都内ではこの雨の多くが雨が地面に浸透することなく排水溝を通してか河川や海にに流れてゆくのが現状です。
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コンクリートやアスファルトの上にガーデンクリートを4cm施工するとおよそ12mm/㎡の水を保水することができます。つまり東京のコンクリートジャングルとアスファルト砂漠の上を4cm厚みのガーデンクリートで覆うことで、都内に降る雨を河川や海に流すことなく保水して、蒸散作用で大気に戻すことができる仕組みですね。
真夏の昼間、コンクリートやアスファルトの表面温度が50度の時に保水されたガーデンクリートノ表面温度は40度前後です。さらにこの時のガーデンクリートの上で育つ芝生の表面温度は30度前後まで下がります。人が汗をかいて体温を調整するのと同じように植物も、自らの力で根から水を吸い上げて葉から蒸散させることで体温を調整するのですね。
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しかし東京の気温が高く推移して人々が不快な思いをするのは6月中旬から9月中旬ぐらいまでの3か月の間です。しかし自らの力で体温を30度前後に保つことができる植物にとって、この夏の季節は照り続ける太陽光を浴びながら光合成をおこないエネルギーを蓄える実り多い季節です。そして11月下旬から3月中旬にかけて気温の下がる季節、東京都内の気温は周辺の地域と比べてやや高く推移するので人も植物もヒートアイランド現象で作り出された、やや暖かい冬を過ごすことができます。
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                                               冬の新宿御苑 12月27日撮影
ヒートアイランド現象を緩和する植物の蒸散作用とガーデンクリートの保水性 2016年08月12日
大田区南鎌田にあります大田区産業プラザPIOのテラスと、台東区浅草の浅草寺様境内でガーデンクリートと灌水システムを組み合わせて芝生や野菜、花など様々な植物を育てています。ガーデンクリートには30%ほどの空隙があります。厚みが3㎝から6cm(フローラカスケード)のガーデンクリートの上で植物を育てるには、この30%の空隙内の保水性の継続が求められます。
               PIOのテラスのトマト
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芝生から蒸散される水量は、真夏で4mmから5mmと言われています。3cm厚みのガーデンクリートに保水される水量は9mmです。つまり2日に一度、雨が」継続して降る気候であれば3cm厚みのガーデンクリートの上でも植物は生命を繋いでゆくことが出来る計算ですね。(ガーデンクリートの保水性を補うために灌水システムが植物への灌水量を調整します。)    PIOのテラスの西洋芝
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一方、コンクリートやアスファルトは水分を内部に保水することが出来ません。降った雨も表面にとどまることがありません。以前、荒川区西日暮里にありますデベロッパーさんの住宅展示場の屋根にガーデンクリートを施工させていただき温度の測定をしたことがありました。測定した年は2004年の7月20日から8月14日にかけてでした。この時の測定データに基づき作成されたのが下記のグラフです。この年は東京で真夏日が7月6日から8月14日にかけて40日連続した年で記録的な暑さが続いた夏でした。グラフで示されているように外気温度が39℃のときに保水されたガーデンクリートの表面温度は43℃、そしてアスファルトやコンクリートの表面温度は60℃前後です。ガーデンクリートとアスファルトやコンクリートの表面温度に大きな差があるのはガーデンクリートに保水された水の蒸散作用の働きで表面温度が下がるからですね。
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そしてガーデンクリートの上で芝生を育てると、表面温度はさらに低くなります。文京区の建物のテラスでガーデンクリートと灌水システムを組み合わせて芝生や様々な植物を育てています。昨年の8月6日にここで、ガーデンクリートの上の芝生とコンクリートの表面温度を測定したのが下記の写真です。外気温が33度の時、芝生の表面温度は32.7℃、コンクリートの表面温度は58.8℃でした。
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植物は根から吸い上げた水の90%以上が葉などから蒸散されるといわれています。植物たちが生きてゆくために炭水化物を光合成で作り出すのに必要な水分量は3%前後のようです。植物たちは太陽の光から受ける熱量を下げるために葉などを通して体内に取り込んだ90%以上の水分を蒸散させるようですね。人間が暑い中で、汗をかいて皮膚の表面温度を下げて体温を調整するのと同じです。蒸散
P8120022.JPG夏の太陽光の下でも、芝生の表面温度が30度前後に保たれるのはこのような仕組みがあるからですね。
関連サイト:ヒートアイランド対策 関連ブログ:風のガーデンの温度測定 PIOのテラスの日日草 8月12日撮影
ビルのバリューアップにフローラカスケード! 2016年01月15日
      「週刊ビル経営」1月11日号でフローラカスケードが紹介されました。ビル経営160111b.pdf
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フローラカスケードは自立式の立面型緑化システムです。ビルの壁面を利用する事無く、ビルや建物の周囲をフェンスや生垣のように囲むことが出来ます。ビルの周囲の空間と道路の境を接道と呼びますが、東京都などの都市部では、接道に面した空間を緑化することに対して緑化助成金を出す制度をとる区町村があります。接道面を緑化することで都市の美観を高めると共に、ビル建物のオーナー様もご自分が所有するビル建物の周囲を花や植物で美観を高めることでビルの付加価値も高めることが出来ますね。
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しかもフローラカスケードは軽量緑化コンクリート「ガーデンクリート」を使用しているので、紫外線など太陽光による劣化もなく風雨にも耐える、耐候性、耐火性、防音性にもすぐれており、ビル建物を周囲から守る防護壁の役割も果たします。
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関連サイト:フローラカスケードFlora Cascade   関連ブログ:フローラカスケード 関連SNS:Flora Cascade





ゲリラ豪雨対策 2015年07月19日
週刊ビル経営7月6日の特集「万全なゲリラ豪雨対策を 製品・サービス」で当社の活動が紹介されました。150717IMG.pdf
私が透水性コンクリートに出会った20年以上前、ヒートアイランド現象やゲリラ豪雨といった言葉はあまり馴染みのある言葉ではありませんでした。その後、東京では臨海地区に高層ビルの建築がはじまり海からの風の道が変わり、上昇気流で急に積乱雲が発生してゲリラ豪雨につながる環境が生まれました。またコンクリートやアスファルトに覆われた都市環境では、地面の保水能力の低下等が原因で発生するヒートランド現象が確認されて今日に至っています。

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当初は雨水を浸透させて快適な歩行環境を作る目的で開発された透水性コンクリートですが、その後の都市環境の変化によりゲリラ豪雨等による雨水を浸透貯留させることで、都市の排水能力を補完する役割が生まれました。台東区浅草にある浅草寺様ではブミコンで境内の環境整備のお手伝いをさせていただいています。
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次に当社が目を向けたのは、透水性コンクリートの骨材として軽石を使用することでさらに保水能力を高めて、植物の育成基盤となる緑化コンクリートの開発でした。当時、東京都は石原都政の下、都市環境の緑化が進められていました。当社の緑化コンクリート・ガーデンクリートの開発が東京都より中小企業創造法の認定を受け、東京都中小企業振興公社のビジネスナビゲーターの皆さんと一緒に、都内の町工場をを廻り、素晴らしい発想力、技術力のある中小企業の協力を得て商品開発を進めました。その間にシンガポールでの特許を取得したほか、今年の2月にはガーデンクリートを使用した緑化ブロックと灌水システムを組み合わせた緑化システムの特許が査定されました。
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緑化コンクリート・ガーデンクリートを使用した緑化システムは、工場やビルの屋上、テラス、ベランダはもちろんのこと、コンクリートやアスファルトに覆われた地面の上を容易に緑化します。そして熱や紫外線に強いガーデンクリートの耐候性は、熱帯のシンガポール、亜熱帯の香港等、一年を通し厳しい太陽光にさらされ、雨量の多い東南アジアで評価されています。
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新国立競技場の建設もようやく目処が立ち、2020年の東京オリンピックに向けて東京の環境整備が始まりました。オリンピックが開催される7月の東京はかなり暑いでしょうね。熱帯・亜熱帯の都市緑化に使われているガーデンクリート都市緑化システムで東京の環境整備のお手伝いをしたいと思います。
大地が動く? 2015年05月18日
先日、長野県のパートナー企業である株式会社キクイチさんが施工されたブミコン舗装の現場をいくつか拝見してきました。キクイチさんがブミコン舗装を行っている長野県松本市近辺の自然環境は東京などの都市環境と比べて寒暖の差が大きい地域です。理科年表によると年間を通しての最高気温と最低気温の気温差の平均は東京が7℃であるのに対して松本は11.2℃と4.2℃もの開きがあります。              松本城
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物質は温度の変化に合わせて膨張収縮を繰り返します。温度の上昇によって物体の長さ・体積が膨張する割合を温度あたりで示した数値を熱膨張率と呼びます。透水性コンクリートブミコンに近い素材であるコンクリートの熱膨張率は12で鉄の熱膨張率12.1に近いですね。東京でも浅草寺様境内でブミコン舗装を行っていて気がついたことがあります。それは冬に施工したブミコンが気温が上昇するにつれて、ブミコン周囲の目地の一部が収縮しているのです。気温の上昇につれてブミコンが膨張したのでしょうね。まさにブミ・大地は動いているようです。             浅草寺様境内のブミコン3月撮影
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一年を通して寒暖差の激しい信州でブミコン舗装を行うキクイチさんは、自然環境の変化に対応した施工を目指して様々な工夫をされています。キクイチさんがブミコン舗装の様子や透水性試験の様子を動画サイトYouTubeにまとめてくださいました。当社のホームページでご覧ください。              ブミコン・ガーデンクリートについて
マンションベランダガーデニングキット「お水番」の動画がアップされました 2014年01月23日
マンションベランダガーデニングキット「お水番」の動画サイトがアップされました。マンションベランダガーデニングキットお水番はこれから春にかけてベランダでガーデニングを楽しみたいが、昼間は仕事でベランダの面倒を見ることができない方、旅行で家を空けなければならない方にお勧めです。
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お水番はタンクにためた水を装着されているバルブを調整することで、必要最小限の水量を植物に灌水します。土曜日・日曜日等の休日にタンクの水を満水にすることで植物への灌水が継続されます。                                                      タンクから流れ出た水は緑化ブロックと灌水クロスに保水されます。
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そして植物の根が灌水クロスと緑化ブロックに保水された水を吸い揚げて生命を支えます。植物に与える水はそれほど必要はないのですが灌水が継続されることが大事です。「お水番」は毛細管現象の働きを利用して、水が常に植物にゆきわたる空間を作りました。(特許申請中)
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緑化ブロックを敷くだけでウッドデッキ、コンクリート、タイルなどで覆われたベランダでも、植物が育つ空間ができます。緑化ブロックは、リフォームや引っ越しなどで緑化スペースを移す場合も容易に移動できます。
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お水番はベランダの広さに合わせてタンクの容量をお選びできます。(15㍑、30㍑、60㍑)育てる植物も、芝生やハーブ、季節の花々、そして野菜なども育てることができます。皆さんもベランダガーデニングキット「お水番」を利用してご自宅のベランダで様々な植物をお育てください。

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                     ご購入は当社インターネットショップどうぞ

浅草寺様境内の植物たち 2013年06月06日
2008年の浅草寺様御本堂落慶50周年の周年事業として境内のブミコン舗装をさせていただき今日に至っています。アスファルトやコンクリートに比べて透水性能の高いブミコンを舗装することで多くの雨水を地面に浸透させて植物にも快適な環境を提供します。
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現在、宝蔵門前でブミコン舗装が行われています。ここでは5年ほど前に植樹したシダレ桜が成長して大きくなり、桜を囲む土の輪を拡張するのに合わせてブミコンを打ち直しさせていただきました。
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ブミコンはアスファルトと比べて太陽光の輻射熱を低く抑えることが出来ます。地面からの照り返し温度を低く抑えられることは人や、犬などの動物はもちろんのこと植物にとってもありがたいですね。ブミコンとアスファルトの表面温度測定 シダレ桜と同じころ植樹されて成長中のタブノキ。タブノキは火に強く津波にも耐える日本の風土に適した木です。
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浅草寺様の境内は昭和20年3月10日の大空襲でj建物とともに多くの樹木が焼失されました。とても残念なことです。その中で生き残ったイチョウがたくましく命をつないでいます。境内では時間をかけて緑を回復する作業が続いています。 焼失を免れたオオイチョウ
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境内の花壇では季節の花々も楽しめます。五重塔の前の時計台の花壇ではかわいらしいデイジーの花が咲いていました。
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これからもブミコン舗装で浅草寺様境内の環境を快適に保つお手伝いを したいと思います。関連ブログ:コツコツ育てる植物への愛情                   6月6日撮影
浅草寺様のブミコン舗装がIntermediaryさんのサイトで紹介されました 2013年04月03日
今日の東京は風雨が激しい天気です。浅草寺様境内の宝蔵門横は屋根からの水が直接流れ込み雨量の多い場所ですが、先週舗装したブミコンが水をしっかりと吸収しています。浅草寺様境内のブミコン舗装の様子がIntermediaryさんのサイトで紹介されています。ご覧ください。
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                               4月3日撮影
都市のコンクリート砂漠を緑のオアシスに 2012年09月15日
先のブログでポコポコ方式による灌水システムのフィールドテストのお話しましたが、8月の下旬にクリーピングベントグラスの種をまいて3週間ほどで発芽してきました。 8月24日撮影
IMG_3846.JPG                 びっしりと発芽したベント芝は動物の毛並みに似ています。9月13日撮影
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ポコポコは大田区にお住まいの藤重元信さんが10年の歳月をかけて開発してきた自然灌水です。 私が藤重さんを御紹介いただき当社のガーデンクリートと藤重さんの灌水技術を組み合わせて緑化システムを開発して5年が経過しました。 その間に大阪の宇川さんを始め様々な方のとコラボレーションで開発が続いています。製品開発のキャッチコピーは「都市のコンクリート砂漠を緑のオアシスに!」 です。                    
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この度、藤重さんを始め工業立国日本を支える熟練技能者の活躍を描いた「職人学」 小関智弘著が日経ビジネス人文庫から出版されました。この本は10年前に初版が出版されましたが、それから10年経過した皆さんの現況が「文庫本のためのあとがき」 で紹介されています。その中で、藤重さんと我々の新たなチャレンジも少し紹介されていますのでご興味のある方は是非お読みください。        
雑誌:Pen(2009/11/01号)と原宿倶楽部「はらコミ」に掲載されました 2009年11月25日

クオリティマガジンPen(11月1日号総力特集リノベーションで、理想の家づくり)で港区六本木のS様のお住まいが紹介されました。そのなかで、当社で施工させていただきました芝生ブロック緑化システムも紹介されました。

 

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pen_11_誌面 (1).jpg建築デザイナー、インテリアコーディネータ、造園デザイナー、建築プロデューサー、造園業者、広告・販促プロデュサーなどの皆さんが加盟するLife Create Members原宿倶楽部のコミュニケーション紙「はらコミ」で当社の活動が紹介されました。 はらコミ_2009特別号 (1).jpg

 

家庭画報「Selection」 2006年02月15日
家庭画報の通販カタログ「Selection」に、園芸家の葛西愛さんの「私のイチ押し道具」として、「芝生ブロック」が掲載されました。 表示
三越「Gift Index」 2006年01月10日
三越の「Gift Index」に、「芝生ブロック」が掲載されています。 表示
雑誌BISESで紹介 2005年03月06日
BISES (ビズ) 春号No.35

ガーデニング・ライフスタイル雑誌BISES(ビズ)
「ガーデン&エクステリア情報特集:ガーデンで暮らす快適アイテム」にて紹介されています。

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