三佐和ブログ


1月の新宿御苑 2025年01月11日

今朝の新宿御苑の池は久しぶりに凍っていました。朝の東京の気温は0℃でした。池は気温が0℃になったら凍るというわけではありません。昨年末から日本を包む気温は下がり、それにつれて御苑の池の水温も下がってきたのでしょうね。

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芝生の広場では青空の下で芝生が暖かい日差しに包まれて休眠していました。御苑の芝生は事務所のベランダの西洋芝と違って、気温が下がると休眠する日本芝です。

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園内ではシロバナスイセンが咲き始めました。梅の花はまだつぼみでしたが、しばらくすると咲き始めることと思います。

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御苑の自然は明るい春の予感を感じます。1月11日撮影

オアシスⅡからの水分蒸発量35 2025年01月10日

1月4日から1月10日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は1.9㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は0.6㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は1.28㍑/㎡・日でした。今回はオアシスⅡやからの水分分蒸発量や芝生からの水分蒸発量、そして周囲からの水分蒸発量が全て減少しました。

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250110グラフ.png250110室温・湿度.png西洋芝には潜在成長力Grouth potentialという機能があり、真夏の高温時や冬の低温時には成長力が弱まる傾向があります。周囲の気温や湿度が下がった中で、西洋芝は休眠することはありませんが成長力が弱まったのかもしれません。

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それでも青々とした芝生を見ていると、芝生の成長が衰えているようには見えませんね。1月10日撮影

断熱・緑化コンクリート  2025年01月04日

昨年は日本周辺の海水温が高くなり、それに伴い東京の気温も高く推移しました。コンクリートやアスファルトに覆われたヒートアイランド東京に海水温の上昇という新たな気候変動要因が加わる中で、「ヒートアイランドにオアシスを!」をテーマに掲げる、断熱・緑化コンクリート ガーデンクリートの機能を改めて確認しようと思います。

まず芝生とコンクリートの表面温度の比較ですが、真夏の直射日光を浴びた状態で、ガーデンクリートの上の芝生の表面温度は32℃、コンクリートの表面温度は58℃でした。その違いは水分を含んだ芝生は、太陽光の熱エネルギーを利用して気化熱の働きで水分を蒸発させて表面温度を下げます。一方コンクリートは水分を含でおらず、気化熱が生まれないので表面温度を下げることが出来ず、太陽光の熱エネルギーをコンクリート内部に蓄熱させます。このように太陽光エネルギーを気化熱に利用できるか、出来ないかで芝生とコンクリートの表面温度に大きな差が生まれます。

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次に芝生とガーデンクリートを載せた建物の下の階の天井温度と、コンクリートむき出しの下の階の天井温度の違いですが、下のグラフをご覧ください。キーワードは夏は断熱効果、冬は保温効果です。

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芝生下とコンクリーと下の温度の推移をみると、夏の間は芝生下の温度がコンクリート下よりも低く、冬になると芝生下の温度がコンクリート下の温度よりも高く推移していることがわかります。その理由は夏の間は芝生とガーデンクリートを通して建物に伝わる太陽光エネルギーが気化熱の働きで少なくなったり、ガーデンクリートの熱伝導率が、コンクリートの熱伝導率よりも低いので、建物の天井下の表面温度を低く保ちます。(断熱効果)冬になるとコンクリートよりも熱伝導率の低い芝生やガーデンクリートが室内の暖気が外に逃げるのを抑えるので、芝生下の室内の温度が高く推移します。(保温効果

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ガーデンクリートが普通の断熱材と違うのは、材料を保水できることです。断熱材は材料を通して熱が伝わる時間を遅くすることはできますが、熱を減らすことはできません。材料に保水できるガーデンクリートは、保水された水が気化することで熱を減らすことが出来ます。そしてガーデンクリートの熱伝導率はコンクリートの1/10から1/5で、熱が伝わる時間も遅らせることが出来ます。コンクリートやアスファルトの上にガーデンクリートを載せることで、植物を育てて表面温度を低く保ち、建物を断熱することが出来ます。

オアシスⅡからの水分蒸発量34 2025年01月03日

12月28日から1月3日までのオアシスⅡの水分蒸発量は2.1㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は0.7㍑/㎡・日、オアシス周囲からの水分蒸発量は1.4㍑/㎡・日でした。なお前回の測定(12月21日から27日まで)の測定では、オアシスⅡへの給水量にオーバーフローがあったようで、給水量については同じ日、同じ場所で測定した、オアシスⅢの数値を代用しました。計測方法にミスがあり申し訳ありません。250104レイアウト.png

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今回の測定ではオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量が増えたのに対して、オアシスⅡからの水分蒸発量が少し減りました。気温の低下に伴い芝生からの水分蒸発量が減ったのでしょうか?

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今回のミスを契機にオアシスⅡへの給水するときに、容器の周囲へのオーバーフローの確認をより気を付けたいと思います。1月3日撮影

一つの要因だけでは決められない自然の動き 2024年12月31日

新宿事務所のベランダで芝生からの水分蒸発量を調べていますが、芝生からの水分蒸発量は周囲の湿度、温度の変化、光や風の当たり具合などの影響を受けています。芝生が根から水を吸って葉から蒸発させてゆくシステムにも、微妙な変化があるようですね。例えば葉が成長して水分を蒸発させる面積が増える事などです。

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芝生からの水分蒸発量の変化という一つの現象を追いかけてみても、その変化には先に述べたような様々な要因が絡み合っています。我々は周囲を取り巻く自然現象の変化の要因を簡単に決めつけてはいけないと思います。最近では地球の気候変動要因を、人間が大気中に排出する温室効果ガスにあるという考え方がありますが、地球を取り巻くスケールの大きな自然現象の変化をわずかな要因だけに決めつけることはできません。我々日本人は縄文時代から、自然に宿る八百万の神々を感じながら生命をつないできました。これからも我々は自然に対して対立するのではなく、畏敬の念を持った姿勢で向き合いたいものです。写真は箱根大涌谷の水蒸気です。12月24日撮影 関連ブログ:都市の温暖化と地球の温暖化

オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量33 2024年12月27日

12月21日から27日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は4.4㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は3.1㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は1.28㍑/㎡・日でした。今回は芝生からの水分蒸発量が大幅に増えました。

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241227グラフ.png241227塩津恩・湿度.png

先週のblogで芝生からの水分蒸発量は気温に比例して、湿度に反比例するとお話ししましたが、芝生からの水分蒸発量の変化は気温や湿度以外の変化要因もあるようです。そして芝生からの水分蒸発量は気温や湿度にすぐ反応するのではなく、一呼吸おいてから反応するようですね。

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          気のせいか芝生の葉が、また伸びてきたようです。12月27日撮影

サクラランも生きている23 2024年12月22日

11月23日から12月22日までのサクラランから蒸発した水分量は2.2グラムでした。1日当たりに換算すると約0.076グラムです。これは10月から11月にかけての1日当たりの水分蒸発量0.12グラムよりも少ない数値です。緑色のグラフの伸びが見られませんね。おそらく室温が下がったことも影響しているようです。

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サクラランの葉は少しづつ成長を続けているようです。サクラランからの水分蒸発量と気温は正比例の関係で気温が下がると葉からの水分蒸発量も減ります。しかし湿度と葉からの水分蒸発量は反比例の関係にあるのではないでしょうか?

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サクラランの葉は周囲の気温や湿度の変化を感じながら、水分の蒸発量を調整しているようですね。12月22日撮影

オアシスⅡからの水分蒸発量32 2024年12月20日

12月14日から20日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は2.8㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.5㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は1.28㍑/㎡・日でした。今回はオアシスⅡ、芝生からの水分蒸発量が減りオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量が増えました。

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前回の測定で芝生からの水分蒸発量が増えたのは、芝生の表面積が増えたからだとお話ししましたが、今回の測定で芝生からの水分蒸発量が減った結果を見て、オアシスⅡを取り囲む自然の変化は複雑で、一つの現象を見ただけでは結論が出ないことがわかりました。自然(土地の力)は私が考えるよりも多くの変化要因が潜んでいるようです。

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芝生の成長と呼吸、そして芝生を取り囲む気温や湿度や風、その他の自然の変化は、単純ではないことを素直に受け止めなければいけませんね。12月20日撮影

12月の新宿事務所 2024年12月19日

今年の東京は温暖な気候に包まれているせいでしょうか、ベランダの植物たちは12月中旬を迎えても深い緑を保っています。

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オアシスⅡの芝生は寒くなっても元気です。やはり西洋芝にとって20℃から10℃ぐらいの気温が育ちやすい環境なのかもしれませんね。

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室内ではパキラが太陽光を浴びて元気です。今年はコーヒーを事務所の中で育てているので無事に冬を迎えています。

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                      12月19日撮影

オアシスⅡからの水分蒸発量31 2024年12月13日

12月7日から13日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は3.2㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は2.1㍑/㎡・日、周囲からの水分蒸発量は1.14㍑/㎡・日でした。前回の測定と比べて芝生からの水分蒸発量が増え、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は減りました。241213レイアウト.png241213グラフ.png

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温暖な東京も北からの冷気が支配し始めて,ようやく冬らしい気候になってきました。オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量が減ったのは気温の低下に影響されているようです。それに対して芝生からの水分蒸発量が増えたのは湿度が下がる中で芝生が伸びて、水分蒸発を行う葉の表面積が増えたからでしょうか?

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当面の間、芝刈りをやめて芝生の成長と水分蒸発量の関係を調べようと思います。12月13日撮影


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