三佐和ブログ


オアシスⅡからの水分蒸発量40 2025年02月14日

2月8日から14日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は2.8㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.2㍑/㎡・日、周囲からの水分蒸発量は1.57㍑/㎡・日でした。今週は気候がやや暖かかったせいか、先週と比べてすべての数値が上昇しました。

240214グラフ.png

250214グラフ.png

240214室温・湿度.png

今年の日本は周囲の海水温が高いようで、大陸からの寒波を受ける日本海側の地域では大雪に見舞われています。太平洋側の東京は雪の影響はないのですが、来週はまた寒波が押し寄せるようなので気温が下がるようです。その中で新宿事務所の土地の力(気温、湿度、日差しや風の当たり具合、etc)がどのように変化して、オアシスⅡからの水分蒸発量にどのように影響するのか見守ろうと思います。

P1230660.JPG

                      2月14日撮影

オアシスⅡからの水分蒸発量39 2025年02月07日

2月1日から2月7日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は2.5㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.1㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は1.44㍑/㎡・日でした。今回はオアシスⅡからとオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量が増えて、芝生からの水分蒸発量は横ばいでした。

270207レイアウト.png

250207グラフ.png250207室温・湿度.png

オアシスⅡや周囲からの水分蒸発量が増えた中で、芝生からの水分蒸発量が横ばいであることは、気温が下がった中で西洋芝のGrowth Potentialが横ばいか、下がっているからでしょうか?2月は一年の中で気温が最も低い月です。これからも西洋芝のGrowth Potentialを気を付けて見てゆこうと思います。

P2070077.JPG

                        2月7日撮影

2月のフローラカスケード 2025年02月04日

節分、立春が過ぎて浅草寺様境内のフローラカスケードではビオラやミスキャンタスが、暖かい日差しを浴びて元気です。

P2040009.JPG

今のところ東京は暖かい日が続いていますが、2月はドリップチューブが凍るほど気温が下がることがあります。油断できないですね。

P2040016.JPG

相変わらず境内には多くの人が訪れています。ブミコンにも明るい朝の陽射しが当たっていました。

P2040026.JPG

         2月4日撮影

2月の新宿事務所 2025年02月03日

新宿事務所のベランダでは、10月の初めにカスケードブロックの穴に種を蒔いたケールがようやく大きくなってきました。気温が上がる来月には食べごろを迎えるのでしょうか?

P2030002.JPG

9月の初めに緑化ブロックに西洋芝の種「年中無休」を蒔いたオアシスⅢの芝生も、寒さの中で元気です。奥に見えるカスケードブロックで育てているベゴニアも葉を密集させてきました。

P2030072.JPG

ベランダよりも暖かい室内では、コーヒーやパキラ等の観葉植物が手作りーフラワーポットに支えられながら成長しています。写真はガーデンクリートで固めた12cmx12cmx7cmnの容器の中で、およそ1mの高さまで育ったパキラです。

P2030074.JPG

今日は立春です。これから東京は一番寒い季節を迎えるのですが、ベランダや室内の植物たちが、無事に寒さを乗り越えて春を迎えられるように、見守ろうと思います。2月3日撮影

オアシスⅡからの推移分蒸発量38 2025年02月01日

1月25日から1月31日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は2.3㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.0㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は1.28㍑/㎡・日でした。今回はオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量が少し増えたようですね。

250131レイアウト.png

250131グラフ.png

250131室温・湿度.png

オアシスⅡからの水分蒸発量は、オアシスⅡの土や水から蒸発量と芝生からの水分蒸発量を加えたものを表記しています。グラフをよく見ると、真夏の芝生のGrowth Potentialの衰退期には、オアシスⅡからの水分蒸発量とオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は似たようなグラフの動きをしています。そして秋にかけて芝生の成長が活発になると、オアシスⅡとオアシスⅡ周辺の水分蒸発量は異なった動きをしているようですね。

P1310007.JPG

今日から2月です。東京は一年を通して一番気温が下がる季節を向かえますが、寒さの中でGrowth Potentialの落ちた西洋芝は葉の緑を豊かに保っています。1月31日撮影

世界各国の芝生からの水分蒸発量予測 2025年01月27日

芝生からの水分蒸発量は気温だけでは決まりません。気温のほかにも湿度や風や光の当たり具合、降雨量などその土地の様々な自然の力が絡み合いながら水分の蒸発量に影響を与えています。しかし気温はその土地の自然の力の中でも大きな影響を与えている要因だと思います。そこで東京で測定をしているオアシス1、オアシスⅡの芝生からの水分蒸発量と東京の平均気温を基準として、世界各地でオアシス1、オアシスⅡを使用する場合の水分蒸発量を予測しました。下記の表をご覧ください。各国の数値は理科年表2024を参照しました。

250127各国の水分蒸発量予測.png

東京では、あえて寒冷地型の西洋芝を使用して芝生からの水分蒸発量を測定しています。西洋芝は夏になると生育ポテンシャルGrowth Potenntialが落ちますが一年を通して芝生からの水分を蒸発する活動を続けています。しかし今回予測した亜熱帯、熱帯、乾燥帯、砂漠では他の芝生を探さなければいけませんね。

IMG_9624 (002).jpg

世界各地で芝生を探すには、その土地の自然の力に合った芝生、例えばゴルフ場やスポーツ施設で生育されている芝生が参考になりそうです。

オアシスⅡからの水分蒸発量37 2025年01月24日

1月18日から1月24日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は2.1㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.2㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は0.93㍑/㎡・日でした。先週と比べてオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量が少なくなったようですね。

250124レイアウト.png

250124グラフ.png

250124室温・湿度.png

新年を迎え新宿事務所の室内の気温はほぼ横ばいで推移しています。室外のベランダの気温も同じような傾向で推移していると思われますが、その中で今回はオアシスⅡ周囲からの水分量が減少しました。新宿事務所のベランダをとりまく自然の動きは私が測定する数値だけでは、単純に予測はつかないようですね。

P1230657.JPG

気温が15℃を下回り生育ポテンシャルGrowth potentialの落ちた西洋芝ケンタッキーブルーグラス、ペレニアルライグラス、トールフェスクの混合種ですが、寒さの中で豊かな緑を保っています。1月24日撮影

サクラランも生きている24 2025年01月22日

12月25日から1月22日までのサクラランからの水分蒸発量は1.2gでした。1日当たりの蒸発量は0.041gで前回の測定値よりも大幅に下回りました。

250122グラフ.png

250122室温・湿度.png

サクラランからの水分蒸発量が減ったのは1月に入り気温が下がったことと、サクラランの生育ポテンシャルGrowth Potentialが落ちたからでしょうね。亜熱帯や熱帯と暖かい気候を生息地とするサクラランにとって、気温が15度を下回る東京の気候は、成長活動を鈍らせているのでしょうね。

P1230656.JPG

それでもサクラランの葉は少しずつ大きくなっているような気がします。これから2月にかけてサクラランにとっては厳しい気候が続きますが、頑張って成長を続けてもらいたいものです。1月22日撮影

水の移動が地球の自転軸の傾きに影響を与える? 2025年01月20日

ネットニュースを見ていたら地下水をくみ上げることで水の移動が起こり、それが地球の自転軸の傾きに影響を与えているというニュースを見かけました。「地球が20年で約80cm傾いた」地球上では1993年から2010年にかけて約2150ギガトンの地下水がくみ上げられて、それが最終的には海水に流れ込んだとのことです。くみ上げられた地下水の多くは農地で作物を育てたり生活用水として使用されたりしました。

IMG_1506 (002).jpg

大陸の地下に貯留されていた水が吸い上げられて、地表の植物を通して大気中に蒸発して最終的に海に流れて、陸と海の重さのバランスが変わり地軸の傾きに影響を及ぼすというスケールの大きな話ですね。地軸がわずか20年の間に80cmも傾いたようです。地軸が傾くことで地球上の一部では海面の上昇が見られるようです。海面の上昇は温室効果ガスの影響だと単純には決めつけられないようですね。

IMG_1521 (002).jpg

海に囲まれて雨の恩恵を受ける日本の自然の中で暮らしている私には、雨水の循環が地下水と海水に重さのバランスを崩しているということは気が付きませんでした。地下水も石油と同じように無限の資源ではありません。地球上の人口が増大する中で私たちを支える農作物の生産も、有限な水資源を有効に使用するシステムを作らなければいけませんね。写真は新宿御苑の温室のバナナとメタセコイアです。

オアシスⅡからの水分蒸発量36 2025年01月17日

1月11日から1月17日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は1.9㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は0.6㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は1.28㍑/㎡・日で、これらの数値は前回の測定値と同じでした。

250117レイアウト.png

250117グラフ.png

室温・湿度グラフ.png

新年を迎え新宿事務所室内の気温は横ばいに推移しています。ベランダの外気温は室内よりも低いですが、同じような傾向で推移をしているようです。そこでオアシスⅡからの水分蒸発量も前回と同じように推移したと思われます。

P1230654.JPG

先のblogでもお話ししましたが芝生には成長に適した温度に基づく生育ポテンシャルGrowth Potentialというものがあります。西洋芝にとっては20℃を中心にして±5℃の気温、つまり15℃から25℃にかけての気温が、成長するのに最適な気温です。15℃を下回るベランダの気温で、西洋芝のGrowth Potentialは下がり、それにつれて芝生からの水分蒸発量も減っているようですね。それでも芝生は豊かな緑色を保って生きています。関連ブログ:2013 Japan Turf Show 1月17日撮影


TOP