技術のエキス ガーデンパウダー | 2008年05月28日 |
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透水性コンクリート・ガーデンクリートの技術のエキスが詰まったガーデンパウダー。Cottage&Garden Planning様のご協力で住宅のアプローチ、カーポートなどでバリアフリーの歩きやすい舗装として活躍中です。
特許は成功事例の積み重ね、ノウハウは失敗事例の積み重ね | 2008年05月25日 |
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先のブログ"トライ&エラー&トライ"の所で、"トライ&エラー&トライで実証型の創造企業を目指すというのが当社の方針です。"と述べましたが、この考え方の基本には、私が特許の指導をいただいている役昌明先生の教えがあります。役先生は特許庁に奉職なされ今はエンテック特許事務所を立ち上げられてご活躍中です。役先生が各地で公演をなされるテーマの一つに"特許は成功事例の積み重ねノウハウは失敗事例の積み重ね"という話があります。ものづくりの本質を的確に述べられた名言です。
製品を作る時に、自然法則に基づいた新規性・進歩性が製品に認められるのが特許です。その新規性・進歩性は数値や言葉で表現され、特許の請求範囲が確定されます。(縄張りみたいなもので、縄の内側が発明者の特許の領域ですね。)そして、数値や言葉で表現された領域は公開されますので、だれもがその特許を知ることが可能です。ところがその発明を公開するまでには、製品開発上の様々な失敗があります。製品開発上の失敗があってこそ新規性・進歩性の領域に辿りつくことができるのです。そして、人には言えない失敗事例が、製造ノウハウとして積み重なってゆきます。昔から"秘伝の巻物"というものがありますがこれがノウハウですね。
当社の特許は天然砂利、軽石とセメントと水で、透水性・保水性のあるコンクリートを製造する技術ですが、実際に製品を製造するときには、特許で公開されている数値と、公開されていないノウハウの積み重ねが組み合わさることで、独創
性のある製品が製造されます。
砂漠のオアシス | 2008年05月21日 |
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昨年から当社の事務所では、ガーデンクリートライト、パミスサンド、潅水装置を組み合わせた砂漠のオアシスのミニチュアを作り植物を育成しています。この一年を通してヤシや竹、南方系の芋など熱帯植物を育成して来ましたが元気に育っています。今年度はいよいよ砂漠の緑化?に挑戦すべく五月の初めに西洋芝の種(ベントグラスとケンタッキーブルーグラス、トールフェスク、ペレニアルライグラスの混合種)を蒔いたところ20日が過ぎて元気に発芽してきました。
2008年5月21日撮影
トライ&エラー&トライ | 2008年05月17日 |
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トライ&エラー&トライで実証型の創造企業を目指すというのが当社の方針です。そして「それは無理です」ということに日々チャレンジしています。今、荒川区町屋のCity Hotelの屋上でガーデンクリートを基盤にした芝生の育成試験を行っています。過酷な気候条件である屋上で芝生を育てるのは、チョッと芝生には申し訳ないですが、芝生がどこまで厳しさに耐えられるか興味もありトライしました。試験に選んだ芝生は西洋芝ケンタッキーブルーグラスです。寒冷地型の西洋芝は高温多湿の真夏の東京の環境には耐えられないというのが世間の常識ですが、その常識にあえて挑戦してみました。試験場所の屋上は真夏の間、毎日7時間ほど直射日光が当り外気温も30度を越えますがケンタッキーブルーグラスは青々と育ち、根もガーデンクリートに活着しました。そして冬の間も枯れること無く春を向かえ、また元気に新芽が芽吹き始めています。一年を通してケンタッキーブルーグラスを育ててわかったことは、真夏の暑い時期でも継続して散水すれば芝生は育つということでした。そしてガーデンクリートの特徴である保水性と通気性がケンタッキーブルーグラスを根腐れから守り、根から水を吸収させるのに役立ったということですね。西洋芝を育てるのに必要なのは、第1に水、第2に空気、そして第3に光ではないかと実感したこの一年でした。今年は昨年の経験を生かし、また新たな方法で芝生の育成にチャレンジする予定です。
逗子Cantinaレストランのチャペルの芝生が芽吹き始めました | 2008年05月14日 |
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昨年の7月に施工した神奈川県逗子市のイタリアレストランCantinaのチャペルの高麗芝も冬を乗り越え、芝生の根がガーデンクリートライトに活着して元気に新芽を出し始めました。ハイヒールで歩いてもヒールが沈み込まない歩きやすい芝生の庭です。
雨の日の宝蔵門 | 2008年05月11日 |
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ハチドリ クリキンディとアフリカの言葉 | 2008年05月06日 |
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先の、ブログ"ドライアイランド現象"の中で"当社の商品ガーデンクリートシリーズの役割は都市の保水力を回復させることです。"と述べましたがそれを実行することは並大抵のことではないことは十分承知しています。皆さん、南米に伝わるハチドリ クリキンディの話をご存知ですか?"山火事で森が燃え、多くの動物が逃げ出す中でハチドリ クリキンディだけが小さなくちばしで消火作業をするのですが、それを見て逃げる動物たちが何故そんな事をするのかとクリキンディに尋ねると「私は私にできることをしているだけ。」とクリキンディは答えます。またアフリカに伝わることわざに、"我々が生活している場所は先祖からの遺産ではなく、これから生まれてくる子孫からお借りしているので、大切に引き継がなければならない"といった趣旨の話があります。ここでいう子孫とはこれから生命を受ける、全ての動植物の種のことでして人間はその中の一つの種にしかすぎません。この南米とアフリカに伝わる話を活動のよりどころとして、毎日を少しでも前向きに都市環境の保水性を高めることで自然環境の保護と再生を目指してまいりたいと思います。
ドライアイランド現象 | 2008年05月03日 |
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みなさんドライアイランド現象という言葉をお聞きになったことはありますか? 過去100年の間に東京の年平均の相対湿度は78%前後から62%前後に低下しているそうです。("異常気象はこう進む"浅井富雄 著小学館文庫)そして東京の緑化率も20%前後に減少している模様です。
東京の環境はこの100年の間に土や緑地面積が減少し、それに伴い相対湿度も16%ほど低下しました。皆さんご存じのヒートアイランド現象の話によく出てくる東京の平均気温もこの100年の間におよそ3℃ほど上昇しました。(GISS東京の年平均気温の変動 参照)この気候の変化は特に第2次世界大戦後の東京の都市復興期に顕著になりました。東京は焼け野原からの復興期にアスファルトやコンクリートの面積を増やし土や緑の面積を減らしました。都市でアスファルトやコンクリートの面積が増え、土や緑の面積が減少すると都市の保水力は著しく低下します。この保水力の低下が都市の気温の上昇や相対湿度の低下の大きな要因です。
当社の商品ブミコン・ガーデンクリートシリーズの役割は都市の保水力を回復させることです。