三佐和ブログ


21世紀の浅草名物 2008年06月22日

浅草名物といえば雷おこし。米を蒸かし、煎って膨らませたものに水飴、砂糖、落花生などを混ぜて固めた和菓子で250年にも及ぶ大ベストセラー商品ですね。先日、浅草寺様の境内のお店で製造の実演を見ましたが、その作り方と形はブミコンに似ているようです。ブミコンはミキサーで天然砂利を水と固化材BGパウダーで固めるのですが、煎ったお米と水飴をミキサーに入れて練ると雷おこしが出来そうですね。私がこれまで携わってきた窯業系の建築材料の作り方はお菓子の製法と似たところがあります。例えばグラスウール断熱材ですが、その作り方はお祭りの屋台で実演販売している綿飴に良く似ています。グラスウールはケイ石を高温でガラス状に溶かし、白金で出来たスピナーという無数の穴が開いた容器に流し込み、高速回転させて遠心力の働きで穴から溶けたガラスが繊維状に飛び出してくる仕組みで、綿飴が出来る仕組みとほとんど同じです。その他にもALC板(イトン・へーベル板)はカルメ焼き、パーライトはポップコーンと製法が良く似ています。お祭りの屋台をのぞいていると、新製品開発のヒントがあるかもしれませんね。ご縁があり、浅草寺様の境内をブミコンで舗装させていただいていますが、雷おこしに見習いブミコンも21世紀の浅草名物になりたいものです。

 

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