三佐和ブログ


億劫 2008年08月31日

先日、菩提寺のご住職様とお話をしていた時に仏教の時空間の大きさについて話が及びました。"天女が一万年に一度、天から舞い降りて羽衣の裾で岩をさっと一撫でして天に戻る。そしてまた一万年後に天から舞い降りて来て同じ事をして天に戻る。この繰り返しで岩が砂になるまでの年数を億劫というそうです。"團伊玖磨さんのエッセイ"パイプの煙では、"鳳凰が一万年に一度天から舞い降りて須弥山の山上の岩を羽で一撫でして天に戻り、また一万年後に再び天から降りて同じ事をして天に戻る。この繰り返しで岩がなくなるまでの年月をサンスクリット語で"カルパ"という話もあります。気の遠くなるような時空間を感じます。地球上で起こっている日々の自然現象の変化も大きなスケールで感じ取る度量が必要ですね。

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                                                           東京ジャーミイ 代々木上原
浅草寺西 五重塔前 2008年08月28日
いよいよ、五重塔前のブミコン舗装が始まりました。今週は雨の日が続いています。ブミコンは施工してセメントが硬化するまでの間、仕上げた表面にいかに雨がかからないように工夫するかがポイントです。試行錯誤の連続ですがノウハウを作り出したいと思います。 IMG_0433 (2).JPG IMG_0434 (2).JPG
明治神宮参道 2008年08月24日


明治神宮の参道は私に様々なヒントを与えてくれました。透水性コンクリート ブミコン・ガーデンクリートの原型は明治神宮の参道にあります。参道に敷かれている砂利は三分砂利という砂利ですが、この砂利を固化材で固めると、透水性と歩行性の良いブミコン・ガーデンクリートが出来ます。

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明治神宮の森は椎や樫、楠木などの照葉樹で覆われています。この照葉樹に生い茂る無数の葉に太陽の光があたり、葉の水分が蒸発すると、葉の表面の重たい空気が冷気となり降りてきます。木陰を歩いているときに涼しさを体感するのはこの冷気のおかげですね。まさに自然のクーラーです。神宮の森が気化熱という自然エネルギーの素晴らしさを教えてくれました。

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浅草寺東 五重塔跡 2008年08月21日

今回、ブミコンを施工した浅草寺様の境内の東には以前、木造の五重塔が立っていました。三代将軍 徳川家光公により建立され江戸時代300年を経て関東大震災にも倒れることなく立ち続けましたが大変残念なことに昭和20年3月10日の空襲で焼けおちました。その後、五重塔は境内の西に再建立されで参拝に訪れる方々を迎えています。

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               境内のかたわらには五重塔の跡をしめす礎がひっそりと埋まっています。

IMG_0407 (2).JPG                        礎の向い側では再建された五重塔が立派な威容で参拝なさる方を迎えています。

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分銅紋 2008年08月17日

我が家に伝わる家紋は分銅紋ですが商人の象徴ですね。私はこの家紋を気に入っていますと共に自分の仕事の指針にしています。私の仕事は天然砂利、軽石、石灰系固化材、水を配合して透水性コンクリートや緑化コンクリートを作る事です。石灰系固化材の水和反応を利用して天然素材を固める単純な原理ですが、天然砂利や軽石、石灰系固化材、水の配合比がとても重要な役割を果たしています。使用する素材を正しく計量することで透水性・保水性・軽量性のある良質なコンクリートが得られます。正しく計量する象徴としての分銅紋はこれからも私の仕事の支えとなってくれると思います。

fundo_big.gifのサムネール画像

猛暑の中で! 2008年08月15日

東京都荒川区町屋のホテルの屋上。ケンタッキーブルーグラスを,ガーデンクリートの上で育成していますが猛暑の中で元気に頑張っています。5月17日 トライ&エラー&トライ参照 

        5月16日撮影    

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                                                                                                        8月14日撮影

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箱根・翠松園2 2008年08月14日

7月3日のブログで紹介しました箱根・翠松園の庭の造園工事が完成しました。ガーデンクリートの歩道の色と周囲の芝生の緑のコントラストが綺麗ですね。

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箱根H20.8.1完了 014 (2).jpg                                                      施工及び写真提供 武蔵野園芸様
カレー 2008年08月10日

ある日の早朝、静かな浅草寺の境内を歩いていたら、どこからともなく良い香りが漂って来ました。朝のお勤めで使われる香料の香りかと一瞬思いましたが、それはカレーの香りでした。どこかのお宅で朝食の支度でカレーを温めていたのでしょうね。厳かな境内では、カレーも観音様をお祭りする香料の香りに思えてくるのが不思議です。以前、シンガポールのインディアンクラブやクアラルンプールのスタジアムで食べたバナナリーフカレーやフィッシュヘッドカレーは、スパイスを効かせた魚のフライやカレーで煮込んだエビをバナナの葉っぱに盛ったご飯と一緒に食べたり、鯛のお頭を様々なスパイスと野菜で味付けしたシーフードカレーですが熱帯の暑い気候では刺激があってとても美味しい料理でした。南インドからやってきたタミール系のインド人の料理なのでしょうね。北インドのデリーでナンと一緒に食べた豆のカレー(ダール)は、まろやかな味てとても美味しくやみつきになりそうでした。インドでも北は小麦粉のナンを主食としたそれほど辛くないカレー、南インドはお米を主食とした辛いカレーと様々です。暑い夏がやってきました。皆さんもカレーを食べて元気に夏を乗り切りましょう。

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                             Raffles Hotel Singapore
御殿場ナーセリー 2008年08月06日

芝生ブロックに使用しています西洋芝"ケンタッキーブルーグラス"は静岡県の御殿場にあります東富士カントリークラブの涼しい高原ナーセリーでグリーンキーパーさんが大事に育ててくれています。東富士カントリークラブの19番コースですね!最近の芝生の生育状況の写真が送られて来ました。

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                                 7月29日撮影(写真提供 ローヤルターフカンパニー様)

Lion City 2008年08月03日

シンガポールは古くはTemasek、その後Singapuraと呼ばれるようになりました。はサンスクリット語で、Singaはライオン、puraは町、Lion Cityです。シンガポールの有名な観光名所マーライオンは世界の3大ガッカリと言われています。頭はライオン、胴体は人魚の姿をしてSingapore riverの河口で海に向かって水を吐いるその姿はちょっと変ですね。やはりライオンには足がなければ!大英博物館のホームページを見ていたらマーライオンによく似た彫像がありました。19世紀に英国で活躍した彫刻家Alfred Stevensの作品だそうです。どこか似ていると思いませんか!(写真右)。もっともこの彫像もインドの国章になっているアショカ王柱頭の獅子によく似ています。8月の星座はLeo、8月生まれの私もライオンのように威厳と風格を持って生きたいですものですが?

         Merlion.jpgのサムネール画像                                                                     

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P1010125.JPG                                                                Singapore riverにたたずむネコ                         

 


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