三佐和ブログ


阿形・吽形 宝蔵門 2008年09月28日

ブミコン舗装も宝蔵門の前に差し掛かりました。先週のブログで香港上海銀行前に並んだライオンの像が、阿吽の形をとっていたことをお話ししましたが、宝蔵門でも阿形、吽形の仁王様が睨みを利かせていらっしゃいます。阿吽という言葉もサンスクリットですね。阿は宇宙の始まりを、吽は宇宙の終わりを意味するそうです。ここでも宇宙観を表現する仏教・インド文化の奥行きの深さを感じます。

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久米平内堂と平和地蔵尊前 2008年09月25日

天気も回復し、ブミコンの施工もいよいよ仲見世から宝蔵門に続く境内に入ってきました。今週は久米平内堂と平和地蔵尊の前の舗装です。久米平内堂は江戸時代から縁結びの効能?があるお堂として知られています。ブミコンの施工中はお堂に入ることができず、お参りに来られた方に不便をおかけしました。平和地蔵尊は昭和20年3月10日の大空襲で亡くなられた方を慰めるために4年後の昭和24に建立されたお地蔵さまです。戦後の厳しい環境の中で短期間の間に建立されたということは、当時の人々の平和への強い願いを感じます。            久米平内堂                                                                          

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                            平和地蔵尊

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香港上海銀行のライオン像 2008年09月20日

香港上海銀行 香港本店ビルの前には2頭のライオンの像があります。その横たわる姿は三越のライオン(ロンドンのトラファルガー広場のライオン)に似ています。顔は一頭は口を開き一頭は口を閉じていて中国の伝統の獅子の阿形、吽形の形をしています。頭が中国の獅子、胴はイギリスのライオン、どこかに似たようなライオンがいましたね。そう、スフインクスです!もとはライオンの姿をして横たわっていたスフインクスはその後、頭をエジプトの王様が勝手に自分の顔に変えてしまったと私は思います。スフインクスがライオンであった時代、エジプトの気候は雨が降り緑が豊かな自然に恵まれていました。その証拠に石灰石で作られたスフインクスには、雨が降って流れた跡が残っているようです。その後、エジプトの気候は大きく変動して土壌も砂漠化しました。緑に囲まれた自然の中で東の空を見つめている巨大なライオンの姿をイメージすると気分も壮大になってきますね。参考:海を渡ったピラミッド ロバート・ショック著(NHK出版)

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香港の屋上緑化 2008年09月18日

 香港に来ています。あるミッション系の小学校、中学校の屋上の緑化とヒートアイランド現象対策に

ガーデンクリートライトを使用したいとの話があり現場を見に来ました。 香港でも都市緑化とヒートアイランド対策は重要なテーマです。                                                                 

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                       ガーデンクリートライト施工予定の場所

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折り返し点 2008年09月14日

浅草寺様の境内の西、五重塔の前のブミコン舗装がようやく完成しました。2月から始まった境内の舗装もほぼ2000㎡。マラソンで言うと折り返し地点に到達した所です。これからもコテで仕上る丁寧な仕事で、ペースを保ちながらも遅れることなくでゴールを目指したいと思います。

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鳩ポッポの歌碑 2008年09月10日

今週のブミコン施工は"鳩ポッポの歌碑"周辺です。鳩ポッポは作詞東くめ作曲瀧廉太郎による童謡です。明治34年に東くめさんが浅草寺の境内で鳩と戯れている子供たちの姿を見て詩にしました。それに東京音楽学校の2年後輩の瀧廉太郎が曲をつけたそうです。ブミコン舗装で境内も歩きやすくなりました。皆さんも是非ご覧ください。                                                                                                            

IMG_0605 (2).JPGのサムネール画像                                  朝の境内

IMG_0616 (2).JPGのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像                                                                         夕方の境内
大気が温室効果をもたらす仕組み 2008年09月07日

太陽から地球に届くのエネルギーの約半分が地球に吸収されます。そしてこのエネルギーが地球放射(赤外線放射)として地表から大気に向けて放射されます。放射エネルギーの波長は約5μmから100μmの範囲にあります。この放射エネルギーが大気中のCo2に接触するとCo2の分子が振動して熱エネルギーになります。熱エネルギーは大気中にとどまり温室効果を生み出します。ただしCo2が捉える事が出来る放射エネルギーの波長は12μmから18μmの範囲のエネルギーに限られます。今後、大気中のCo2濃度が2倍、3倍になろうとも、この範囲以外の放射エネルギーをCo2は捉えることは出来ません。地球から放射されるエネルギー量を104単位とすると、雲(水蒸気)やCo2等の温室効果ガスによって大気中に捉えられるエネルギー量が100単位、捉えられずに宇宙に逃げてゆくエネルギーが4単位、捉えられても宇宙方向に再放射されるエネルギー量が12単位です。そして最終的に地球方向に再放射されるエネルギー量が88単位だそうです。この数値が意味することは、すでに地球上の温室効果ガスの働きで地球からの放射エネルギーの100単位は捉えられていて、大気を素通りして宇宙に逃げているエネルギーは4単位しかありません。また大気中の水蒸気量が1%、Co2が0.003%前後という数値から見てもわかるように、大気中の温室効果ガスとして最も影響が大きいのは雲や水蒸気であり、温度上昇の80%から90%は水蒸気によるようです。「地球温暖化論への挑戦」薬師院仁志著(八千代出版)参考


DSC00236 (2).JPG                                            北太平洋上の朝           

夕立?スコール? 2008年09月03日

今年の東京は、雨に右往左往させられた夏でした。浅草寺様の境内からも高くそびえる山のような積乱雲が見かけられました。夕立という言葉がありますね。夏の夕方に雷を伴い急に降る大雨のことを指す日本語ですが、今年の雨は夕立というよりは熱帯地方のスコールという言葉が適切です。先のブログでもお話ししましたが、施工中の雨はブミコンの大敵です。仕上げた表面を雨からどう守るか?雷対策は浅草寺様の雷除けのお守りで万全ですが!

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                                         金龍山 浅草寺様の雷除けのお守りです


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