香港上海銀行のライオン像 | 2008年09月20日 |
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香港上海銀行 香港本店ビルの前には2頭のライオンの像があります。その横たわる姿は三越のライオン(ロンドンのトラファルガー広場のライオン)に似ています。顔は一頭は口を開き一頭は口を閉じていて中国の伝統の獅子の阿形、吽形の形をしています。頭が中国の獅子、胴はイギリスのライオン、どこかに似たようなライオンがいましたね。そう、スフインクスです!もとはライオンの姿をして横たわっていたスフインクスはその後、頭をエジプトの王様が勝手に自分の顔に変えてしまったと私は思います。スフインクスがライオンであった時代、エジプトの気候は雨が降り緑が豊かな自然に恵まれていました。その証拠に石灰石で作られたスフインクスには、雨が降って流れた跡が残っているようです。その後、エジプトの気候は大きく変動して土壌も砂漠化しました。緑に囲まれた自然の中で東の空を見つめている巨大なライオンの姿をイメージすると気分も壮大になってきますね。参考:海を渡ったピラミッド ロバート・ショック著(NHK出版)