屋上砂漠のフロンティア | 2009年06月07日 |
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東京都荒川区のホテルの屋上で西洋芝ケンタッキーブルーグラスを育てて間もなく2年が経過します。西洋芝は寒冷地の湿度の低い場所で育つので、直射日光が強く湿度が高い東京のビルの屋上で育てることは難しいというのが世の中の定説でした。そこで当初は小面積でオッカナビックリ生育を開始しましたが、初代の西洋芝は無事に屋上砂漠の過酷な真夏を乗り越えました。
2009年6月2日撮影
都会のビルの屋上で西洋芝を育てて学んだことは、灌水と排水の継続が大事だということです。 スプリンクラーでの灌水とガーデンクリートの保水性と通気性が、芝生の根に適度な水と空気を供給しながら余分な水を排水します。そして今回開発したガーデンクリート緑化システムでは、自然エネルギーの毛細管現象の働きを利用して水脈を作り、必要最小限の水を根に導水して根がガーデンクリートに活着します。 最初に植えたケンタッキーブルーグラスは、フロンティアとしての役割を果たし屋上砂漠で生き残り今も元気です。この2週間ほどで芝生の成長も急速に進み葉が伸びすぎてしまいました。ハサミで散髪してすっきりさせてあげなければ!
参考ブログ 2008年12月18日芝生の散髪 2008年10月8日今年も東京の夏を乗り越えました 2008年8月15日猛暑の中で 2008年5月17日トライ&エラー&トライ