三佐和ブログ


Co2で地球を暖める? 2010年04月25日

今年の春は寒い日が続いています。先日はアイスランドの火山が噴火して、火山灰がヨーロッパを覆いました。火山灰がこれからどのような動きをするのか気がかりです。今から20年ほど前の1991年にフィリピンのピナツボ火山が噴火した時、火山灰は25~35km上空の成層圏まで届き滞留しました。そのため、地球に届く太陽エネルギーの量を減少させ2年間にわたり地球の平均気温は0.5~0.8℃ほど下がったようです。また最近では太陽の黒点の数も減少しているようですね。(地球寒冷化)

                                                           瀬戸内海に沈む夕日  

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これまで社会を風靡してきた論調は、地球が温暖化しているのは人間が排出するCo2の量が増加しているからだという事でした。このまま地球の気候が寒冷化に向かうようであれば、Co2をもっと増やして地球を暖めようという理屈がまかり通るのでしょうか?(二酸化炭素は魔女じゃない)そろそろCo2の排出量と地球の温暖化の因果関係を切り離して,実態を見る時が来ているようです。Co2の排出量を減すホントの理由は、地球にストックされている石油の埋蔵量に限りが見えてきたからではないでしょうか。(石油Peak out!) 今必要なのは、先の見えた石油エネルギーに依存しきった社会から、脱石油エネルギー社会を構築するビジョンを確立して実行に移すことだと思います。(ホームアンドアウェイ)                                  

                                                                                                Botanic Garden Singapore

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都市の温暖化と地球の温暖化も切り離して考えるべきですね。今、世界には人口が1000万人以上の大都市(メガシティ)が約20ほどあるそうです。一つの都市で1000万人以上の人々の体から発せられる熱エネルギーも膨大ですが、都市では人々が快適に暮らせるように、建物には冷暖房設備が備わり、移動には車などが使われます。これらから発せられる熱エネルギーも都市の大気中に滞留します。また地面も舗装されて保水面積が減り、都市の保水力も低下しています。さらに建物の高層化は太陽熱を蓄熱する表面積を増やします。このような現象の積み重ねが都市のヒートアイランド現象を引き起こし、都市が温暖化しているのでしょうね。(都市の温暖化と地球の温暖化)このように変化している地球環境の中にあり、ささやかではありますが都市の保水性を高め、緑化面積を広げて人々の心を癒そうというのが、ベンチャー企業としての当社の役割です。参考図書「地球温暖化」論に騙されるな!(丸山茂徳著 講談社

 

198.JPG                                                                       ケアンズ近郊キュランダの街並み オーストラリア                                                   


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