三佐和ブログ


ピットからの漏水を止めるには?2 2011年04月16日

今日(4月16日)のYahoo Newsによりますと、福島第1原子力発電所の汚染水対策に、吸着性のあるゼオライトを土嚢袋に詰めて取水口に投入するというニュースが流れていました。福島をはじめとする東北地方はゼオライトの産地です。豊富なゼオライトを地元の危機にガンガン利用してください!

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福島第一原子力発電所のピットの亀裂による漏水が海に流れているようです。今のところコンクリートや高分子ポリマーを流し込んでも漏水は止まっていないようです。専門家の方々が対応しているので、様々な方法が検討されているとは思いますが、昔から日本の堤防などで使用されていた「じゃかご」に漏水を抑えるヒントがあるような気がします。「じゃかご」を造るのが間に合わなければ、石より軽く持ち運びが容易な軽石や木炭を土嚢袋に詰めて亀裂のあるピットに流し込み、水の流量を少なくしてからコンクリートや高分子ポリマーを流せば亀裂からの漏水を抑える事が出来るかもしれませんね。シンガポールでのガーデンクリートの施工には、インドネシアで軽石を50リットルの土嚢袋に詰めたものを使用しています。軽石や木炭、ヤシガラ炭には吸着性があるので、放射性物質もある程度は吸着することが出来るかもしれませんね? インドネシアの軽石(50リットル/袋) このほかにやしガラ活性炭、やしガラ炭、木炭、さらに木のチップなどを、写真のような土嚢袋に詰めて亀裂からの漏水による流水量を抑えてからコンクリートや高分子ポリマーが流せればいいですね。(4月4日)

 


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