三佐和ブログ


新緑の境内と御本堂 2011年04月24日

浅草寺様の境内の木々も新しい葉が芽生え新緑の季節を迎えています。今回は境内のブミコン舗装の一部に高圧洗浄をかけて、目に詰まった泥などの汚れを洗い流しました。

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御本堂のチタン屋根瓦への葺き替え工事は昨年の末に終了しました。昭和20年3月10日の大空襲で焼失した御本堂は、昭和26年から約7年の歳月をかけて再建されました。戦後も間もない資材の不足した時代にもかかわらず、立派な屋根瓦が焼かれました。またコンクリート造りの御本堂は、昨今のコンクリートの建物に勝るとも劣らない素晴らしい品質の建造物です。そして「平成の甍」、軽量化されたチタンの屋根瓦は先の3月11日の大地震の時も、御本堂をしっかりと守りました。

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IMG_9300.JPG御本堂の焼失から再建が始まるまで6年かかりました。それから資材や重機が整わない中で人力を中心に7年の歳月をかけて御本堂は再建されました。今回、日本を襲った災害で被災された方々にとって、今は日々を如何に過ごすかが喫緊の課題ですが、やがて被災地が復興を迎える時、浅草寺様の御本堂のように人々の心を支えるより処が、多くの方々の手で造られるようになるといいですね。 4月20日 4月27日撮影


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