三佐和ブログ


一年中サマータイム? 2011年05月29日

1981年12月31日、大晦日の午後11時30分、シンガポールは時刻を1982年1月1日午前0時0分に変更しました。その時私は時計の針を30分進めた事を覚えています。隣国のマレーシアが、ボルネオにある東マレーシアとマレー半島にある西マレーシアの時刻を東マレーシアに合わせた事が理由のようでしたが、それ以来およそ30年、この時間が続いています。

IMG_5258a.jpgシンガポールでは朝の7時ごろでも外はほの暗いのですが、夕方は7時を過ぎても明るくスポーツや散歩を楽しむことが出来ます。涼しいうちに仕事を始めてアフターファイブをゆっくり過ごすサマータイムは熱帯の環境に最適です。それが1年中続きます。ヨーロッパなど地球の極に近い地域で行われているサマータイムは夏の間だけの時間変更ですが、赤道を中心に南北回帰線に挟まれた熱帯では、夏と冬の日の出、日の入りの時間差が極地に近い国ほどではなく、時間を早めて戻さなくても生活にあまり影響がないのかもしれませんね?
IMG_5269x.jpg今年の夏,日本では消費電力を抑えるためにサマータイムを実施してはという意見もありますが、具体的にはならないようです。それでも暑い夏はすぐそこまでやってきています。そこでサマータイムを実施しなくてもサマータイムを楽しむ方法をご提案いたします。私の好きな場所の一つである新宿御苑の開園時間は午前9時~午後4時30分ですが、これを夏至の6月22日から秋分の日の9月23日までの3ヶ月間、午前7時~午後7時にするのはいかがでしょうか?今年の夏、国民は暑い中で節電を求められています。それならば全国の公共の施設、特に有料の公園の開園時間を早め、終了時間を遅らせて、国民が涼しく過ごせる場所を提供してもらいたいですね。新宿御苑と同じように私が好きな場所の一つであるシンガポール植物園は毎日午前5時~午前0時まで開園されています。しかも入園料は無料です。
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  写真はシンガポールのセントーサ島に最近オープンしたアミューズメントiFLY Singaporeです。ここではスカイダイビングが楽しめます。建物周囲の緑化にガーデンクリート都市緑化システムが採用されています。 関連ブログ:熱帯のガーデンクリート施工 百年の巨木  シンガポール植物園2


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