節電による夏の暑さを人々が凌ぐために,国や自治体が運営している公園などの公共の施設を、夏至から秋分の日の間は午前7時~午後7時まで解放してみてはいかがでしょうかとブログで紹介しました。
一年中サマータイム季節の変化に対応した柔軟な施設の運営を提案したのですが、すでに明治神宮では日の出に開門し、日の入りに閉門するこが実施されていました。日の出・日の入りという地球の運行に合わせて開門・閉門するという自然に則した運営は素晴らしいですね。日本の八百万の神々は自然の中にいらっしゃいます!
神宮の森の自然は私に様々なヒントを与えてくれました。透水性コンクリート舗装を開発するのに、明治神宮の参道に敷きつめられている砂利がとても参考になりました。参道に敷かれた砂利を固化材で固めて
ブミコン舗装にすると、雨の日でも着物の裾が汚れません。着物を着ても安心してお参りができますね。
また真夏でも涼しい木々に覆われた参道を歩いていると、植物の素晴らしさを実感します。太陽の光エネルギーを利用して、大気中のCo2と水を原料として、植物が生きるために必要なエネルギーである炭水化物を作り出す光合成。葉から水分を蒸散して気化熱を発生させることで、植物に直射する太陽光が植物の内部温度を高めることを防ぐ蒸散作用。植物の蒸散作用のおかげで、我々も木々から降りてくる冷気を感じることが出来ます。
光合成と芝生の呼吸
サマータイムシフトで働く皆さんも、早く仕事を終えて自然のクーラーが効いた神宮の森を歩かれてみてはいかがですか?木立に覆われた静かな参道を歩くと木々との対話、自然との対話、そして神々との対話ができるかもしれませんね?!今の季節の開門は午前5時、閉門は午後6時20分です。
明治神宮の開閉門時間 7月4日撮影 関連ブログ
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