三佐和ブログ


雲の動きと体感温度 2012年07月27日
7月17日から19日まで浅草寺様宝蔵門前で祭礼用の提灯櫓の足場を建てるための穴掘りとブミコン舗装をさせていただきました。7月17日、18日の浅草は雲ひとつない快晴で、穴掘り作業に携わる皆さんも1時間に一度は水分補給そしなければ耐えられない厳しい環境でした。
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ところが7月18日になると厳しい日差しの中でも雲が出始めて直射日光を遮るようになりました。雲が太陽を覆うと境内には涼しい風が流れ出し体感温度も下がります。前日までは1時間に一度は水分補給の休息が必要だった作業も2時間に一度の休息でも耐えられるようになりました。鉄板にあたる直射日光をガーデンクリートで遮ると10度から20度の温度差が得られます。ガーデンクリートDHパネルの製品特性 雲により直射日光がさえぎられることで生じる温度差で体感温度はかなり涼しく感じました。
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東京では9月から電気料金が値上げされます。理由の一つは福島の原子力発電所が稼動できなくなり生じた電力供給の不足分を、火力発電所等の稼働率を高めて補うために必要な化石燃料の費用とのことです。福島の発電所が作動停止してからおよそ1年半経過しましたが、火力発電による電力のバックアップ体制が続く中、おそらく大気中のCo2濃度もコストに比例して増加していると思います。でも私が生活している新宿、渋谷周辺では大気中のCo2の増加にともない気温が高くなったとはあまり感じられません。私は毎日午前7時台にiGoogleで発表される渋谷周辺の気温を記録していますが、昨年の6月、7月合計の平均気温は約23.7℃、そして今年の平均気温は約21.5℃で今年の平均気温の方が低いようです。
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新宿御苑のセミの本格的な鳴き声も今年は昨年よりもやや遅れているような気がします。太陽の直射光が射し込む境内で作業をしながら雲の動きによる太陽光の遮蔽効果を体感して、大気中のCo2濃度の増加がどれほど東京の気候に影響しているのか考えました。 新宿御苑7月28日撮影

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