緑化ブロックとポタポタ方式の灌水システムを組み合わせた緑化基盤の上でベント芝の種をまいて育て始めました。場所は港区南青山のビルの横のコンクリートスペースで午前中に日差しがあたり午後になると日陰になる場所です。
種をまき1週間経過した発芽状況です。使用した種は西洋芝ベントグラス
「ブライトン」です。コンクリートの照り返しの温度の高い都内の夏は西洋芝にとって厳しい環境ですが、ガーデンクリートがコンクリートの熱を断熱し通気性が良い緑化基盤を作り、さらにポタポタ方式の灌水が土の地面に近い保水環境を作るのでベント芝も元気に発芽したようです。
今年の東京都内は雨が少なく日中の日差しが強い日が続いています。まさにコンクリート砂漠の上でガーデンクリートと灌水システムで植物を育てているのですが,暑さと乾燥で一部が枯れたり弱ったりする場所も見かけます。そのような場所を修復するのに効力を発揮したのがベント芝の種でした。種をまいてからの発芽期間が短い事、そして意外だったのがベント芝が直射日光にとても強いという事でした。朝から晩まで直射日光が当たるスペースでもベント芝が発芽して元気に育っています。
風のガーデンも8月を迎え、真夏の暑さの中で植物たちも元気です。今年の東京都内は7月の下旬から8月の初旬にかけて2週間ほど雨が降らない厳しい気候が続きました。風のガーデンでは緑化ブロックとカチャカチャ方式の灌水システムを組み合わせて緑化していますが植物たちも必要最小限の水量で必死に生き抜いています。
8月の風のガーデンにやってきた花はオレガノ、、甘茶そして千日紅です。オレガノは
貞三先生の花言葉によると「毛虫のファッション誌」、赤紫やピンクの花は幸福のシンボルとされています。
オレガノ
日中の日差しが厳しい風のガーデンも日陰に入るとかすかに秋の気配が漂い始めてきたようです。 8月20日撮影
ガーデンクリートと自然灌水システム「お水番」を組み合わせて東京を中心に様々な場所で緑化を行って5年以上が経過しました。その間にコンクリートやアスファルトの上にガーデンクリートを敷いで様々な植物を育てる経験を蓄積してきました。この度、自然灌水システム「お水番」の種類ごとに名前がつけられましたのでご紹介いたします。(お水番「カチャカチャ」で育つクリーピングタイム 8月16日撮影)
お水番「カチャカチャ」は当社で最初に開発された自然灌水システムです。ガーデンクリートとタイマー、スプリンクラー、灌水チューブ、クロス等を組み合わせて屋上やテラスなどを緑化します。カカチャカチャはタイマーが作動する音をイメージしました。水源は主に水道水を使用しますが、水圧の少ない雨水貯留タンクや灌水タンクからの水を植物に送る新システムが完成しました。新タイプのカチャカチャの完成で雨水を貯めたタンクから水を植物に自動灌水する方法が容易になりました。
お水番「ポタポタ」はバルブを利用したドリップ式の簡易型灌水システムです。手動による微妙な水量調整が求められますが、最適な灌水量が決まると必要最小限の水が一定量、植物に灌水されます。1週間に一度ほど、灌水タンクを満水にすることで水が流れ続けますので、家を空けて小旅行をすることも可能です。ポタポタはバルブを通して水が滴る音です。
お水番
お水番「ポコポコ」は植物が求める水量に応じて水を灌水します。そして植物が水を必要としないときは灌水もストップする究極の自然灌水システムです。ポコポコとは灌水タンクの水が流出すると同時に流入する空気の気泡です。室内における試験は終了しました。これから屋外におけるフィールドテストが始まります。
当社ではコンクリートやアスファルトの上を緑化する場所の光や風の流れを見て、植物の選定からガーデンクリートの設置方法、そして最適な灌水方法をご提案するサービスを行っております。ご興味のある方はご連絡ください。
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岩手県紫波町にあります「けやき学園」様で製造されたDHパネルが養生期間を経て無事に新宿事務所に届きました。
DHパネルはガーデンクリートとプラスチックトレーを需要地に送ることで製造ができる、地産・地消の小規模分散型の製品です。左官用ミキサーとコテ等があれば作れますので、製造に必要なイニシャルコストも少なく子供たちから大人までが製造に参加できる、新しい雇用も生み出す製造システムです。
さらに日本全国にきめ細かく張り巡らされた宅配便による配送ネットワークを使用することで各地の皆様に製造されたDHパネルをお届けすることもできます。