6月の初頭から浅草寺様の境内に緑化ブロックを敷き並べてクリーピングタイムを育てました。そして7月の中旬からクリーピングタイムに代わりクリーピングベント芝の種(007,
ブライトン)をまき発芽させて今日を迎えています。
場所は境内西側ですが、周囲はコンクリートに囲まれて朝から夕方まで直射日光が当たり続けるかなりハードな環境です。その中で真夏にもかかわらずベント芝の種が発芽して育ち始めた大きな要因は、境内を整備されるお寺の皆さんが毎日欠かさずに芝生に水をまき続けてくださったおかげです。
今年の夏の東京都内は雨が降らない日が続きました。緑化ブロックと自然灌水方式を組み合わせたガーデンクリート緑化システムは、雨が降らなくても芝生のソッドや根が伸びた植物が育つのを維持することはできますが、植物を発芽させて根付かせるには上から灌水する事が必要です。例年の気候であればひと月のうちにそこそこの雨量は確保されるので、底面から灌水するガーデンクリート緑化システムでも種は発芽して根付きますが、雨が降らないと種の発芽・成長率も下がります。
浅草寺様では皆さんが毎日、芝生に水をまいてくださるおかげで、種も発芽して葉や根が成長をしてきました。植物を育てるには、水・光・風の調和とともに毎日コツコツと植物を育てるヒトの愛情が大切ですね。 9月6日撮影 関連ブログ:
真夏のベント芝の発芽 浅草寺様の江戸の庭