ブミコンやガーデンクリートを作るための固化材
BGパウダーを使用した最新事例をご紹介します。香港ではBGパウダーと軽石をブレンドして緑化基盤を作り建物周囲に緑化スペースを作りました。2013年1月
Hoi Bun Road Flyover Hong Kong
日本ではBGパウダーと天然砂利をブレンドして透水性コンクリートを作り寺院墓所のバリアフりー舗装を行いました。2012年12月
1月14日にやってきた冬の熱帯性低気圧のおかげで東京には初雪が降りました。それから2日経過した風のガーデンにはまだ雪が積もっていて雪のガーデンですね。
今月、風のガーデンが迎えた花は
ストックです。南ヨーロッパ原産のアブラナ科アラセイトウ属の花で、花言葉は「未来を見つめる努力と思いやり」。新年から良い花言葉を見つけました。
1月20日は大寒です。冬至から一月ほどが経ち、南回帰線にいた太陽も赤道に向けて緯度を上げてきていますが、本格的な寒さはこれからです。北海道からやってきたハーブも雪の下で寒さに耐えています。
その中で、風のガーデンではかすかに春の兆しが見えてきました。つぼみの膨らんだ雪柳が咲き始め、ライラックも花のつぼみを膨らませています。あと半月過ぎると立春ですね。 雪柳
ライラックのつぼみ
1月16日撮影
昨年の11月から始まりました世田谷区喜多見にあります天台宗龍賓山j常楽寺知行院様の墓所の透水性改善とバリアフリー舗装を兼ねたブミコンの施工が年末に無事に終了しました。総面積700m2,、施工厚み13cm(表層ブミコン+基層路盤)で約23,000リットルの水を保水します。1m2あたりの保水量は約33リットルで1時間当たり33ミリの雨が透水・保水される計算です。 施工前の歩道
施工前の歩道は土と敷石の間に段差があり、車いすが通りにくい環境でした。
ブミコンを敷石の高さと同じレベルで施工したバリアフリー舗装で、車いすにもスムースに通行できるようになりました。
ブミコンの表面は雷おこしのような形をしていて、雨の日でも水たまりができず滑りにくく服を汚すこともなく安心して参拝することが出来ます。
寒い中での着色施工で、石灰系固化材に特有の白華現象が見られましたが、多くの皆さんからアドバイスをいただきながら実証試験を行いデータを積み重ねて、なんとか対処することができました。
新年を迎え東京では寒い日が続いています。気圧配置の関係で寒気が北から流れて来ているからでしょうね。それと体に風が当たり肌から熱が奪われることで体感する寒さも影響します。また寒い中でも太陽からの放射熱が体に直接当たると体感温度は暖かく感じます。人間が寒さ暑さを感じるのは、周囲の気温のほかに、体にあたる風や太陽からの
放射熱による体感温度の変化の影響もあります。人間の肌は暑さ寒さを感じる温度センサーのようなものです。物理的な温度変化と違った尺度で皮膚で感じた周囲の温度を体で感じているのでしょうね。
夏季日中の日向と木陰では、木陰のほうが涼しく感じますが、日向より木陰の気温が低いために涼しく感じると一般には思われています。しかし実際には、木陰では日射や地面からの放射熱が低減されていることが涼しく感じる主たる要因です。このように、人の暑さの感じ方は気温以外にも日射などの放射熱に大きく影響されます。また、それだけでなく、湿度が高いことで発汗による放熱が抑制されます。風が強い場合には皮膚からの放熱量が増えるなど、多くの環境要素が人の熱の受容や放出に影響を及ぼしています。」
ヒートアイランド対策マニュアル(平成24年3月環境省)
よく夏になると打ち水をしますね。打ち水によって外気温はほとんど下がらないのですが、涼しく感じるのは、打ち水で地表面の温度が下がり、地面からの放射熱が減るからですね。もう少し詳しく説明すると、打ち水された水が地熱の影響で液体から気体に代わる時に、気化に必要な熱量540cal/m2の熱量を地面から奪うからです。それで地面から人に直接あたる熱放射量が少なくなり、涼しく感じるようです。
コンクリートやアスファルトは内部に水分を蓄えることがないので、蓄熱された熱を水で気化させて熱放射量を下げることはできません。しかしブミコンやガーデンクリートは透水することで水分を内部に保水させたり通気できるので、気化熱の働きで表面温度をコンクリートやアスファルトより低く保つことができるのです。 関連ブログ・サイト:
ヒートアアイランド対策に ヒートアイランド現象と対策