3月5日は
二十四節気の
啓蟄でした。その翌日の朝、ベランダに面した室内で今年初めて団子虫をみかけました。ベランダで育てている西洋芝の中に眠っていた団子虫が動き出したのかもしれません。偶然とはいえ、自然とともに暮らしながら築き上げてきた昔の人々の暦には意味がありそうですね。PIOのテラスでも球根の芽が出始めています。
大田区産業プラザPIOのテラスでは、緑化ブロックと自然灌水システム「お水番」を組み合わせて様々な植物を育てています。最初に設置した庭は5年目の春を迎えています。ここではひと月に一度、約250㍑の水を灌水タンクに貯水して灌水しています。1日当たりの灌水量は約4㍑/㎡です。年間灌水量は1440㍑/㎡で、東京の年間降雨量1530mmに近い数値ですね。
緑化ブロックと自然灌水システムお水番があれば世界各地で、その土地の環境に見合った灌水量を設定することで、コンクリート、アスファルト、砂漠はもちろん土の上でも様々な植物を育てることが出来ます。啓蟄になると虫が活動を始めるように、植物もその土地の自然環境が作り出す水量で生命をつないでいるようです。自然の法則性を感じますね。3月5日撮影