三佐和ブログ


梅雨の晴れ間 2013年06月29日
今日の東京は時々薄日が射す清々しい気候です。事務所の室内気温は冷房をつけない状態で25度で快適ですね。久しぶりに朝の新宿御苑を散歩しましたが植物たちも緑の深みを増しているようです。P6291378.JPG

5月の下旬から浅草寺様境内でブミコン舗装を行っています。現場で1日を過ごす機会が多いのですが、今年の東京の梅雨は気持ちの良い日が多いようですね。梅雨空の中での施工で作業が予定通り進むか心配でしたが、雨で仕事が中止になった日は少なかったようです。
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ブミコンは雨の日には施工ができません。そこで施工前の天気予報には気を付けています。東京アメッシュなどインターネットの情報を便利に利用させてもらっていますが、TVのニュースで気候予報士がする説明には時々違和感を感じます。天気予報が当たるか外れるかは、ネットで調べられるので別に気にしませんが、私が現場で感じる体感温度や湿度と彼らがTVで伝える体感温度や湿度はちょっと違うような気がします。
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何が原因なのかよくわかりませんが、クーラーの効いた室内で過ごす人たちと、クーラーのない室外で一日を過ごす環境の違いに一因があるのかもしれません。浅草寺様の境内にいると日差しが射すときは肌に当たる太陽光の熱を感じますが、雲が出ているときや日陰では意外と涼しいのです。
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例年の東京の梅雨は、しとしと雨で湿度も高い日が多いのですが、今年の東京は例年に比べて湿度や気温が低いような気がします。北から張り出している高気圧の影響でしょうか?来週から7月です。東京にも本格的な夏が近づいていますが、今年の梅雨の気候が東京の自然にどのような影響を与えるでしょうか?新宿御苑の蝉の鳴きはじめなどに気を付けてみたいと思います。
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                                                                        6月29日撮影
6月の風のガーデン 2013年06月20日
文京区の建物の9Fテラスにあります風のガーデンも2年目の6月を迎え庭にボリューム感が出てきました。今年の東京は5月、6月と例年と比べ降雨量が少なかったようですが、風のガーデンでは今までの東京の年間降雨量を参考にして灌水量を設定しています。緑化ブロックと組み合わせて毛細管現象を利用し必要最小限の水を灌水し続けるのが風のガーデンの特徴です。
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ここにきて風のガーデンにも蜂や蝶などがやって来るようになりました。コンクリートの建物に囲まれた都内の9Fのテラスにも新たな生態系が生まれてきているようですね。(レースフラワーにやってきた蜂)
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光、風、水などのバランスが良いせいか風のガーデンでは植えた花が咲く期間が長かったり、昨年植えた花が再び咲いたりしています。 3月に植えたパンジーがまだ元気に咲いています。
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                     昨年の9月に植えた桔梗が再び咲き始めました。
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                   一年前の6月に植えたホリホックも花を咲かせています。
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                                2月に種をまいたポピーです。
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昨年の4月に植えたローマンカモミールも再び甘い香りを漂わせながら花を咲かせました。植物の寿命を長く保つように花を刈り込みましたがチョッと可哀想な気もしますね!
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今日の東京は意外と気温が低く心地よい日を迎えていますが明日は夏至です。いよいよ夏の到来ですね。これからも気候の変化をよく見ながら風のガーデンの植物たちが快適に過ごせる環境を作ってゆこうと思います。
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                                                                      6月18日撮影
宝蔵門前ブミコン舗装完了 2013年06月13日
3月の末から始まりました、浅草寺様宝蔵門前のブミコン舗装が先週終了しました。工事の終了を待っていたかのように雨が境内を濡らしています。
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宝蔵門前の枝垂桜周辺のブミコン舗装は三社祭が終わった後の5月下旬から始まりましたが、今年の東京は晴れの日が続き湿度も意外と低く、水量が少ないのが特徴であるブミコンの仕上げには配慮が必要でした。
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施工した後に降る雨はブミコンにとっても恵みの雨です。雨水による追加の水で石灰系の固化材BGパウダーもじっくりと固化反応を続けます。
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宝蔵門は日本の伝統的な建築様式で建てられていて、屋根に降った雨の多くは直接地面に流れ落ちます。この雨を地面に透水させるのがブミコンに課せられた役割ですが、今回は砂利の粒度も研究してより多くの水が透水できるように工夫しました。
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これからも雨の日に多くの方々が快適に境内を歩ける環境を作るお手伝いをさせていただきたいと思います。 6月13日撮影
浅草寺様境内の植物たち 2013年06月06日
2008年の浅草寺様御本堂落慶50周年の周年事業として境内のブミコン舗装をさせていただき今日に至っています。アスファルトやコンクリートに比べて透水性能の高いブミコンを舗装することで多くの雨水を地面に浸透させて植物にも快適な環境を提供します。
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現在、宝蔵門前でブミコン舗装が行われています。ここでは5年ほど前に植樹したシダレ桜が成長して大きくなり、桜を囲む土の輪を拡張するのに合わせてブミコンを打ち直しさせていただきました。
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ブミコンはアスファルトと比べて太陽光の輻射熱を低く抑えることが出来ます。地面からの照り返し温度を低く抑えられることは人や、犬などの動物はもちろんのこと植物にとってもありがたいですね。ブミコンとアスファルトの表面温度測定 シダレ桜と同じころ植樹されて成長中のタブノキ。タブノキは火に強く津波にも耐える日本の風土に適した木です。
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浅草寺様の境内は昭和20年3月10日の大空襲でj建物とともに多くの樹木が焼失されました。とても残念なことです。その中で生き残ったイチョウがたくましく命をつないでいます。境内では時間をかけて緑を回復する作業が続いています。 焼失を免れたオオイチョウ
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境内の花壇では季節の花々も楽しめます。五重塔の前の時計台の花壇ではかわいらしいデイジーの花が咲いていました。
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これからもブミコン舗装で浅草寺様境内の環境を快適に保つお手伝いを したいと思います。関連ブログ:コツコツ育てる植物への愛情                   6月6日撮影

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