三佐和ブログ


ゲリラ豪雨の緩衝帯を作る! 2013年08月30日

当社は「地球環境の保護と再生を目指して」をモットーとして起業しました。当社で取得している特許は天然素材を利用した固化材と、天然砂利、天然軽石で透水性・緑化コンクリートを作ることです。これまでの10年は、この特許を基に表層材としての透水性・緑化コンクリートを製造・利用する技術を確立しました。これからの10年はこれまで蓄積した経験技術を利用して雨水の貯留性を高める基盤としての役割果たす事にに力を入れたいと思います。雨水を貯留するにはより多くの空隙が必要です。ブミコンやガーデンクリートを15cm施工すると空隙に約40mmほどの雨水を貯留することが可能です。

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より多くの空隙を確保するにはブミコン・ガーデンクリートをより厚く施工しなければなりません。それには製品としての経済合理性が必要ですがブミコンやガーデンクリートを作るには世界中の既存のコンクリート製造プラントが利用できます。そして使用する固化材や砂利、軽石も各地の素材が利用できます。出来上がったブミコン・ガーデンクリートは天然素材でできているので遠い将来に地球に戻っても天然素材としての性質を保ちます。さらに既存のブミコン・ガーデンクリートを剥がして骨材として再利用して新たな雨水の貯留基盤が作れます。このように経済合理性に見合ったブミコン・ガーデンクリートの基盤を厚くすることで、ゲリラ豪雨の緩衝地帯をつくり都市の排水機能を高めます。さらに透水性アスファルトを表層材として組み合わせることで都市の雨水の貯留面積は飛躍的に広がるでしょうね。

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写真はゲリラ豪雨時の浅草寺様ご本堂前のブミコン舗装の様子です。関連サイト・ブログ:ゲリラ豪雨/雷雨対策に 雨水の緩衝帯
8月の風のガーデン 2013年08月23日
風のガーデンがあります文京区は東京23区に位置します。過去30日の降雨量を調べたところ今年の都心の降雨量は76ミリでした。(8月22日現在:気象庁:期間降水量参照) 1日当たりの平均降水量に置き換えると2.5ミリですね。先月の23日に風のガーデンをを訪れて以来、ひと月過ぎましたが植物たちは皆元気でした。先月に芝刈りをした高麗芝もまた葉を伸ばしていました。
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なぜ風のガーデンでは植物たちが元気に育っているのでしょうか?いくつかの要因が考えられますが底面灌水により植物の葉を濡らすことなく、常に根に水を供給していることも植物の成長にとり都合が良いようです。植物は体温を調整するために気孔を通して水分を蒸散させています。そして吸水できる水分が少ないと気孔を閉めて水分の蒸散量を抑えます。また雨で葉が濡れると気孔は閉まるようです。植物は気孔を通して空気中の二酸化炭素を取り込み光合成を行うので、長雨で葉が常に濡れて気孔が閉まると光合成にも影響を与えるようです。
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風のガーデンの緑化システムは、その場所の環境に適した灌水量を設定して灌水します。今年の東京の都心ように降雨量が例年に比べて少ない場合でも、植物が育つのに必要な灌水量が常に根に供給されるので、植物も蒸散水量を確保できて気孔を閉める必要がありません。そして二酸化炭素を取り込む作業にもあまり影響が出ないので植物も元気に育つのではないでしょうか?
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   先月植えたキバナコスモスがきれいな花を咲かせました。キバナコスモスの花言葉は「野生美」だそうです。
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今日8月23日は処暑です。夏の気候も秋に向けて変わり目を迎えています。風のガーデンでも秋の七草ミヤギノハギ、アサガオ(キキョウ)、オバナ(ススキ)が咲き始めました。
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               関連ブログ:光合成と芝生の呼吸   7月の風のガーデン  8月20日撮影
M邸ブミコン・ガーデンクリート施工 2013年08月16日
中野区にありますM様の新築住宅のアプローチとフロントヤードでブミコンとガーデンクリートの施工をさせていただきました。道路から玄関に続くアプローチはブミコンのカラー舗装と洗い出し舗装を行いました。洗い出しは無機系の硬化遅延材でBGパウダーの硬化を抑え水で洗いだす工法です。天然砂利の表面がきれいに洗いだされて美しい仕上がりになりました。

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            曲線を生かしたアプローチのデザインが洒落ていますね。(設計デザイン:ミサワホーム東京・ミサワエクステリア様)
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            ブミコンとガーデンクリートを組み合わせたフロントヤードはカーポートとしての役割も果たします。
  
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表層は保水性と通気性があり植物とのなじみの良いガーデンクリートと灌水システムを組み合わせて芝生を育てています。
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M邸には自然エネルギーを利用して住まいと周囲の環境を改善させる様々な創意と工夫が取り込まれています。8月13日撮影
正受院様の梵鐘 2013年08月10日
今週は新宿区にあります正受院様の境内のブミコン舗装と鐘楼周囲の透水性改善工事のお仕事をさせていただきました。鐘楼周囲の石畳のレベルを上げ勾配を付けて水の道を作るのが主な仕事ですが、7年前に施工したブミコン舗装の一部の透水性の改善工事も行いました。
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正受院様の梵鐘は五世住職覚誉上人により発願され八世住職抑誉上人により完成されたもので、宝永8年(1711年)に江戸神田の鋳物師河合兵部藤原周徳により鋳造されました。梵鐘は先の大戦中の昭和17年に金属供出されましたが戦後アメリカのアイオワ州立大学に保存されていて昭和37年に無事に戻ってきました。江戸時代に製作された梵鐘は金属供出されたものが多いようで、正受院様の梵鐘は江戸の職人の技を見ることができる貴重な作品です。
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正受院様には幕末の会津藩主松平容保公が、会津若松市にある松平院内御廟に改葬されるまでの20年ほど葬られた徳川所縁のお寺でもあります。
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正受院様は地下鉄丸ノ内線・都営新宿線の新宿三丁目駅から徒歩で5分ほどのところにあります。皆さんも江戸神田の職人の技である梵鐘をご覧になってみてはいかがでしょうか?ついでにブミコン舗装もご覧ください!正受院  関連ブログ:正受院様の境内でブミコンが舗装されました
フラワーポットを作る 2013年08月02日
ガーデンクリート素材セットでフラワーポットを作りました。今回は着色にコバルトブルーを使用しましたが鮮やかな青のフラワーポットが出来ました。フラワーポットの作りかたは、まず素材セットとコバルトブルーをビニール袋に入れて良くカラ合わせした後に水を加えます。
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混ぜ合わせた材料をプラスチックの容器に入れて4日ほど置いておくと、材料が固まりフラワーポットが出来上がります。
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 夏休みの宿題にいかがですか! 詳しい作りかたはガーデンクリート・素材セットの作りかたをご参照ください。       

   


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