三佐和ブログ


正受院様の梵鐘 2013年08月10日
今週は新宿区にあります正受院様の境内のブミコン舗装と鐘楼周囲の透水性改善工事のお仕事をさせていただきました。鐘楼周囲の石畳のレベルを上げ勾配を付けて水の道を作るのが主な仕事ですが、7年前に施工したブミコン舗装の一部の透水性の改善工事も行いました。
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正受院様の梵鐘は五世住職覚誉上人により発願され八世住職抑誉上人により完成されたもので、宝永8年(1711年)に江戸神田の鋳物師河合兵部藤原周徳により鋳造されました。梵鐘は先の大戦中の昭和17年に金属供出されましたが戦後アメリカのアイオワ州立大学に保存されていて昭和37年に無事に戻ってきました。江戸時代に製作された梵鐘は金属供出されたものが多いようで、正受院様の梵鐘は江戸の職人の技を見ることができる貴重な作品です。
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正受院様には幕末の会津藩主松平容保公が、会津若松市にある松平院内御廟に改葬されるまでの20年ほど葬られた徳川所縁のお寺でもあります。
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正受院様は地下鉄丸ノ内線・都営新宿線の新宿三丁目駅から徒歩で5分ほどのところにあります。皆さんも江戸神田の職人の技である梵鐘をご覧になってみてはいかがでしょうか?ついでにブミコン舗装もご覧ください!正受院  関連ブログ:正受院様の境内でブミコンが舗装されました

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