先日、大阪の友人Uさんが東京にいらっしゃりいろいろお話をする機会がありました。Uさんは大手化学メーカーで石油製品の販売を手掛けられ今は独立してペットボトルキャップの再利用を中心とした事業の展開をなさっています。私もUさんが作られたペットボトルキャップを再利用したプラスチックトレーを緑化ブロックを作る型として便利に利用させていただいています。Uさんは石油製品の販売を通して石油の素晴らしさに気が付かれている方です。燃料として利用できる地球資源は石油のほかにも、石炭、天然ガスなど色々ありますが、燃料以外に利用できる資源はまりありません。石油はプラスチックとして様々な分野で利用されています。さらにプラスチックの良さはペットボトルキャップを利用したプラスチックトレーの型のように再利用することができるのです。
Uさんのお話ではプラスチック製品の大半は廃棄後に燃やされているとのことでプラスチックの再利用率は低いようです。確かに経済合理性の観点に立てばプラスチックを再利用するよりも、燃やしてしまったほうがコストは低いかもしれません。しかし、限りある石油資源を1度の利用で燃やしてしまえば後に残るものはありません。経済合理性とは今を生きる人間の都合に良い考え方ですが、次の世代の都合は考えていませんね。限りある石油を再利用することで次の世代により多くの石油ストックを残そうというUさんのスケールの大きな志と日々の地道な活動に敬意を表します。