三佐和ブログ


冬の灌水量 2014年02月13日
大田区産業プラザPIOのテラスやマンションのベランダで緑化ブロックと自然灌水システム「お水番」を組み合わせて様々な植物を育ていていますが、冬になるといつも不思議に感じることがあります。それは灌水タンクからスリースバルブを経由して流れる水量が春夏秋と比べて少なくなる事です。
スリースバルブ内の仕切弁と管との間の広さは変更していません。下記写真は止水弁が半分開いたスリースバルブです。「お水番」は仕切り弁と管との隙間を微調整して水を流します。水の流れる空間は仕切り弁と管に挟まれてとてもせまいので水は流れにく水滴状になって流れる仕組みです。
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PIOに設置してある60リットル容量の灌水タンクは春夏秋にかけて1週間で水がおよそ30リットル減水しますが今朝、水量を計ったところ1週間で約15リットル,つまり春夏秋の半分ぐらいしか減水していませんでした。
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PIOでは西洋芝を育てていますが、冬になり気温が下がることで西洋芝からの水分蒸散量が他の季節より減ることが考えられます。冬になりお水番からの灌水量が春夏秋の半分になる理由は気温が低くなり植物からの水の蒸散量が減るのが大きな要因です。お水番は一年を通して植物が求める水量に合わせて灌水する植物の都合に合わせた灌水システムです。
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植物が利用する水分の90%以上は蒸散活動で消費されるようです。西洋芝は冬でも光合成を行うので葉は緑色ですが、植物が光合成で消費する水分量は蒸散作用を含めた全使用量の内2から3%前後のようですね。植物の水分蒸散活動はヒトが暑いときは汗をかき寒いときは汗をかかないのに似ていますね。2月12日撮影 関連サイト:マンションベランダガーデニングキット


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