先日、事務所のそばの中華料理屋で食事をしていたら、隣のテーブルに居合わせたおじさんに声をかけられ世間話をしました。話が新宿御苑に及び、おじさん曰く「新宿御苑は日本で一番小さな国立公園だ。」というのです。確かに新宿御苑は環境省の所轄で、法律上の国立公園とは違いますが国がかかわるところは似ていますね?でも正しくは
国民公園 新宿御苑でした。
私は時間にゆとりがある時によく苑内を歩きます。開門と同時に入苑し、朝の光に包まれた美しい自然を写真に撮るのも楽しみのひとつです。温室も自由に出入りすることができるので、一年を通して亜熱帯から熱帯にかけての植物に接することもできます。
新宿御苑は自然に接する楽しみを味わさせてくれるだけではなく、自然について様々なことを教えてくれる場所あります。御苑の内と外の環境に接することで私の仕事のテーマである都市のヒートアイランド現象が体感できますし、園内に設置された標識の説明を見て、排気ガスを取り込み空気をきれいにする樹木についても勉強させてもらいました。
新宿御苑は江戸時代、信濃高遠藩内藤家の下屋敷でした。大木戸門の横では長野県天然記念物である高遠小彼岸桜が満開です。3月29日撮影
これからの季節、新宿御苑では桜が咲き、芝生をはじめ木々や草花が芽吹き新緑の季節を迎えます。皆さんもぜひ新宿御苑で春を満喫してください。