三佐和ブログ


花まつり 2014年04月11日
4月8日は花まつり。お釈迦様の誕生日です。浅草寺様の境内では白い象に乗ったお釈迦様が有名な「天上天下唯我独尊」のポーズとられています。天上天下唯我独尊については様々な解釈があるようです。ネットで禅宗のお坊さんのブログを読んでいたら「この世界・この宇宙において私たち一人一人は唯一無二の存在である。だから尊いのだ。」とありました。なるほど!生命の尊さを感じますね。IMG_3057.JPG
仏の教えをはじめ自然に恵まれた環境で生まれ育った人間の考え方は、自然の中で生かされているという畏怖と感謝の気持ちが感じられます。それに対して近代科学の発想には人間の力で自然をコントロールできるといった考え方が見受けられます。たとえば人間が排出するCo2等の排出量を削減することで地球の温暖化を抑制できるといった考え方ですが最近、この考え方も少し風向きが変わってきているようですね。
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The Telegraphのネットニュースを見ていたら興味深い記事が載っていました。The game is up for climate believers. 詳しい記事はご覧いただくとして、記事の後半に次のような文章がありました。IPCC report made the usual warnings about climate change,but behind its rhetoric was a huge concession.The answer to problems of climate change lay in adaptation,not in mitigation,it admitted.(気候変動問題に対する答えは、adaptation環境の変化に適応することにあり、mitigation緩和・鎮静・軽減ではない)と述べています。
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先のブログでもお話ししましたが、46億年かけて作り上げられてきた地球の自然環境を200年から300年ぐらいの経験・蓄積しかない近代科学の眼で眺めるときは、自然に対する畏怖の気持ちを忘れてはいけませんね。昭和20年3月10日の空襲で焼けた銀杏の木から、今年も新しい芽が元気に出始めました。植物の生命力の逞しさを感じさせてくれます。(浅草寺様境内にて 4月11日撮影)





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