三佐和ブログ


植物の習性 セミの習性 2014年08月29日
インターネットを見ていたら面白いニュースを見つけました。Science 北アメリカからのニュースですが、過去40年にわたりシラネバダ山脈からロッキー山脈の間に生息する約300の植物のうちのおよそ60%の植物が、気候が温暖化の傾向にあるにもかかわらず、生息区域を涼しい高原に向かわずに暑い低地に向かって生息しているとのことです。その理由は水の確保にあるようですね。
                                                               箱根 駒ヶ岳   
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先日、箱根に行ってきました。箱根湯本ではセミが盛んに鳴いていましたが高度が海抜700メートルほどのところにある芦ノ湖周辺ではセミの鳴き声が聞こえずに静かな雰囲気に包まれていました。 
                          早朝の芦ノ湖
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芦ノ湖は今から3000年ほど前に芦ノ湖の隣にある神山が噴火して山の一部が崩壊し川が堰き止められて出来た堰止湖です。       芦ノ湖と箱根神社の鳥居
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                         8月22日撮影

8月の風のガーデン 2014年08月23日
8月23日は二十四節気の処暑です。夏の暑さも峠を越えて風のガーデンにも秋の気配が漂い始めました。今年も秋の七草のハギが咲き、尾花(ススキ)が繁り中秋の名月を待つ準備が整いました。今年の中秋の名月は9月8日だそうです。      ハギはマメ科の低木です。
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尾花(ススキ)は逞しい植物です。昨年の秋に根の近くまで刈り込んだ葉と茎が今年も大きく成長しました。
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風のガーデンでは高麗芝を育てていますが、ここに来て葉もよく伸びたので電動芝刈り機で刈りました。
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これから秋に向けて、美しい花々も咲き始めます。来月はどのような花が登場するのか楽しみですね。                                      8月19日撮影

過酷な環境で芝生を育てる 2014年08月16日
今年の夏、芝生にとってはチョッといい迷惑ですが、過酷な環境で芝生を育てています。PIOのテラスでガーデンクリート緑化ブロックと灌水装置を組み合わせた緑化システムの上で、6月の始めから西洋芝を種から育てています。ここではこれまでに、ケンタッキーブルーグラスのソッド(発芽した芝生の葉と土のついた根)等を緑化ブロックの上で育てました。また芝生の種を蒔く時期も早春から初夏にかけて、または晩夏から秋にかけてと、種が発芽して根を伸ばすのに最適な時期を選んで種をまき芝生を育ててきました。 5月27日 ベントグラスの種を蒔く。
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今回は盛夏に向けて気温が上昇していく時期に、あえて西洋芝の中でも暑さに弱いといわれているベントグラスの種を蒔きました。夏のPIOのテラスは午前9時から午後3時の間は直射日光が容赦なく芝生に当たり芝生の表面温度も40度を超える事もあります。芝生表面温度.pdfこのような過酷な環境でも、ベントグラスは元気に発芽して成長を続けて来ました。 6月10日 発芽する。

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ヒトの都合で過酷な環境に置かれ、暑さの中で懸命に生き延びようとしているベントグラスには大変感謝しています。そして今回の試みで様々な経験を積むことが出来ました。これからも、この経験を活かししながら、都市環境という砂漠にも似た過酷な環境の下で、様々な植物を育ててゆこうと思います。
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                                            8月15日朝撮影 関連ブログ:植物の都合に合わせた環境づくり
2030年の地球環境 2014年08月06日
以前のブログでも述べましたが2030年には、50億人が世界中の都市で暮らすようになる予測があります。熱帯の人口増加と都市化ちなみに2030年の世界の人口予測はおよそ84億人なので半数以上の人々が都市に集まる計算です。現在の世界人口が約72億人でこれから2030年にかけて12億人の人口が増える見込みです。そして世界の都市人口のうち、およそ26億人の人々が熱帯で暮らす見通しです。ちなみに2010年の熱帯の都市人口は約17億人なので2030年にかけて熱帯の都市人口は9億人増える見込みです。

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熱帯地方とは北緯23度26分の北回帰線から南緯23度26分の南回帰線の間に位置する地域で、国としては熱帯アジア(南アジア、東南アジア)、熱帯アメリカ(中央アメリカ、南アメリカ)、熱帯アフリカ(西アフリカ、中央アフリカ、東アフリカ)が含まれます。これから都市で暮らす人が増えるということは、世界規模での都市化が進むことでもありますね。ちなみに都市化とは建築構造物や道路舗装面積の増加、人口や車の増加が進み、それに伴い自然環境(動植物や、鳥、昆虫、魚などの生息地)が減少することです都市の温暖化と地球の温暖化 今のところ熱帯地方は温帯地方に比べると、自然環境に恵まれて緑の宝庫と呼ばれていますが、この熱帯地方で都市化が進むということは、さらに動植物や、鳥、昆虫、魚などの生息地が減少してゆくということですね。
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これから先、地球の気候がどのように動いてゆくのかわかりませんが、人間の都合で都市化が進むのであれば、その都市の環境を出来る限り自然に近づける工夫が必要です。ますは都市の保水性を高めてドライアイランド現象を抑える工夫です。そのためには都市の緑化を出来る限り進める努力が必要ですね。そして貴重な雨水を出来る限り大地に貯留させる工夫も必要です。それには地道な作業の継続が求められます。ハチドリクリキンディのたとえ話ですね。
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                        神宮の森と代々木公園
最近の地球の気候 2 2014年08月02日
東京では真夏の気候が続いていますが地球全体の気候はどう動いているのでしょうか?よく話題にされる南極大陸の氷結面積は冬を迎え昨年に引き続き増加しているようです。南極大陸の氷結面積の推移2014年7月現在
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一方、夏の北極海の氷結面積もここに来て2012年と比べて増加しているようです。National Snow &Ice Data Center        北極海の氷結面積の推移2014年7月現在
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上記の二つのグラフの推移を見ると、南極大陸と北極海周辺の氷の面積が増えている事がわかります。地球全体の温度はあまり変化しないと考えた場合、南極と北極の気温が下がった分、他の地域の気温が上昇しているのでしょうか?それとも地球全体が寒冷化の方向に向かい始めたのでしょうか?

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 これから地球が温暖化に向かうのか現状の気候が維持されるのか、寒冷化に向かうのかわかりませんが生物は地球に誕生して以来、35億年かけて様々な環境に適応しながら命をつないできました。そしてこれから先も、地球が温暖化しようが寒冷化しようが、その時代の環境に適応できる生物が 命をつないでゆくことでしょうね。
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                         関連ブログ:最近の地球の気候 仏の教えと科学の眼3




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