以前のブログでも述べましたが2030年には、50億人が世界中の都市で暮らすようになる予測があります。
熱帯の人口増加と都市化ちなみに2030年の世界の人口予測はおよそ84億人なので半数以上の人々が都市に集まる計算です。現在の世界人口が約72億人でこれから2030年にかけて12億人の人口が増える見込みです。そして世界の都市人口のうち、およそ26億人の人々が熱帯で暮らす見通しです。ちなみに2010年の熱帯の都市人口は約17億人なので2030年にかけて熱帯の都市人口は9億人増える見込みです。
熱帯地方とは北緯23度26分の北回帰線から南緯23度26分の南回帰線の間に位置する地域で、国としては熱帯アジア(南アジア、東南アジア)、熱帯アメリカ(中央アメリカ、南アメリカ)、熱帯アフリカ(西アフリカ、中央アフリカ、東アフリカ)が含まれます。これから都市で暮らす人が増えるということは、世界規模での都市化が進むことでもありますね。ちなみに都市化とは建築構造物や道路舗装面積の増加、人口や車の増加が進み、それに伴い自然環境(動植物や、鳥、昆虫、魚などの生息地)が減少することです
。都市の温暖化と地球の温暖化 今のところ熱帯地方は温帯地方に比べると、自然環境に恵まれて緑の宝庫と呼ばれていますが、この熱帯地方で都市化が進むということは、さらに動植物や、鳥、昆虫、魚などの生息地が減少してゆくということですね。これから先、地球の気候がどのように動いてゆくのかわかりませんが、人間の都合で都市化が進むのであれば、その都市の環境を出来る限り自然に近づける工夫が必要です。ますは都市の保水性を高めてドライアイランド現象を抑える工夫です。そのためには都市の緑化を出来る限り進める努力が必要ですね。そして貴重な雨水を出来る限り大地に貯留させる工夫も必要です。それには地道な作業の継続が求められます。ハチドリクリキンディのたとえ話ですね。 神宮の森と代々木公園