三佐和ブログ


過酷な環境で芝生を育てる 2014年08月16日
今年の夏、芝生にとってはチョッといい迷惑ですが、過酷な環境で芝生を育てています。PIOのテラスでガーデンクリート緑化ブロックと灌水装置を組み合わせた緑化システムの上で、6月の始めから西洋芝を種から育てています。ここではこれまでに、ケンタッキーブルーグラスのソッド(発芽した芝生の葉と土のついた根)等を緑化ブロックの上で育てました。また芝生の種を蒔く時期も早春から初夏にかけて、または晩夏から秋にかけてと、種が発芽して根を伸ばすのに最適な時期を選んで種をまき芝生を育ててきました。 5月27日 ベントグラスの種を蒔く。
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今回は盛夏に向けて気温が上昇していく時期に、あえて西洋芝の中でも暑さに弱いといわれているベントグラスの種を蒔きました。夏のPIOのテラスは午前9時から午後3時の間は直射日光が容赦なく芝生に当たり芝生の表面温度も40度を超える事もあります。芝生表面温度.pdfこのような過酷な環境でも、ベントグラスは元気に発芽して成長を続けて来ました。 6月10日 発芽する。

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ヒトの都合で過酷な環境に置かれ、暑さの中で懸命に生き延びようとしているベントグラスには大変感謝しています。そして今回の試みで様々な経験を積むことが出来ました。これからも、この経験を活かししながら、都市環境という砂漠にも似た過酷な環境の下で、様々な植物を育ててゆこうと思います。
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                                            8月15日朝撮影 関連ブログ:植物の都合に合わせた環境づくり

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