先月、庭の剪定作業を行った風のガーデンも12月に入りすっかり冬景色になりました。
昨年の秋に風のガーデンにやってきたガーデンシクラメンやサザンクロスも1年がたち再び花を咲かせています。 ガーデンシクラメン
サザンクロス
東京都内のビルテラスでガーデンクリートの緑化基盤と灌水システムを組み合わせた風のガーデンで芝生やハーブ、季節の花々や低木を育てて3度目の冬を迎えました。
これからも風のガーデンで活動する植物たちの生育を見守ってゆこうと思います。12月24日撮影
新宿御苑のフランス庭園には、丁寧に剪定されたスズカケの並木があります。
そしてほぼ同時期に植えられて自然に育てられたスズカケの巨木も見られます。
巨木になったスズカケのそばに自然に育ったスズカケと人間が手を加えたスズカケの育ちの違いを説明したボードがありました。街路樹としてよく見かけるスズカケの木が人の手を加えられずに自然に育つとこれほど大きくなるとは驚きました。剪定作業で葉と枝が切り落とされたスズカケは光合成を行う工場(プラント)も切り捨てられるためスズカゲが本来持っている成長能力がそがれて、こじんまりとまとまった木になるんでしょうね。
ヒトも社会で協調しで生きるための基本的教育はとても重要ですが、子供たちが規制や規格に縛られすぎるとこじんまりとした人間になるかもしれません。ヒトも自然に育てられたスズカケのようにおおらかに育てたいですね。12月17日撮影
今年の夏の北極海を覆った氷面積は昨年に引き続き2012年の夏の氷面積を上回ったようです。
National Snow&Ice Data Centerよく話題になる世界のCo2排出量は2011年度のデータで318億トンだそうです。世界のCo2排出量が2011年以降に減ったとのニュースは聞いたことがないので世界のCo2排出量は今でも増えているのでしょうね。このような地球環境の中で北極海の氷面積は2012年に最少面積を記録した以降、増加傾向にあるようです。また南極の氷面積も1976年以降最大期を迎えているようです。JCCA(Japan Center of Climate Change Action)参照。
大気中のCo2濃度の増加が地球の気温を高めているといった単純な正比例みたいな考え方が世界を風靡していますが果たしてそうなのでしょうか?46億年かけて築き上げられてきた地球の自然環境(道理)を300年程度の歴史しか持たない近代科学の分析手法だけで測定して、一次方程式で地球環境の変動を説明するのは無理ではないでしょうか?一時的に政治イデオロギーに近い地球温暖化理論で無理が通ったとしても、地球環境を取り巻くスケールの大きなの自然法則(道理)を引っ込めることはできませんね。
夕暮れの雲 渋谷区 12月5日撮影
新宿御苑では初冬を迎え木々が鮮やかに紅葉しています。紅葉の原理は
Wikipedia紅葉によると、赤い葉の場合は、光合成により葉に蓄積されたブドウ糖や蔗糖が秋になると紫外線の影響でアントシアンという色素を発生することで葉が赤く見えるようです。
一方、黄色い葉の場合はカロテノイドという色素が若葉のころから葉に含まれているのですが、葉を緑に見せるクロロフィルが秋になり気温が下がり日照時間が短くなり分解されることで見えやすくなるようですね。
紅葉する植物はモミジやイチョウなどの落葉樹が有名です。夏の間に葉で作られた糖分やアミノ酸を葉が落ちる前に植物本体の根や樹皮に蓄えて、これらの栄養素が翌年、新芽の成長に使用されるようです。そして落葉した葉もバクテリア等に分解されて栄養分となり植物の根から吸収されて再利用されます。
夏の暑さのなかで緑の葉で栄養素を作り植物本体に蓄え、寒い冬を迎えると落葉しその葉も栄養素として再利用する植物の逞しい生命力に敬服する限りです。12月3日撮影 新宿御苑