新宿御苑では初冬を迎え木々が鮮やかに紅葉しています。紅葉の原理は
Wikipedia紅葉によると、赤い葉の場合は、光合成により葉に蓄積されたブドウ糖や蔗糖が秋になると紫外線の影響でアントシアンという色素を発生することで葉が赤く見えるようです。
一方、黄色い葉の場合はカロテノイドという色素が若葉のころから葉に含まれているのですが、葉を緑に見せるクロロフィルが秋になり気温が下がり日照時間が短くなり分解されることで見えやすくなるようですね。
紅葉する植物はモミジやイチョウなどの落葉樹が有名です。夏の間に葉で作られた糖分やアミノ酸を葉が落ちる前に植物本体の根や樹皮に蓄えて、これらの栄養素が翌年、新芽の成長に使用されるようです。そして落葉した葉もバクテリア等に分解されて栄養分となり植物の根から吸収されて再利用されます。
夏の暑さのなかで緑の葉で栄養素を作り植物本体に蓄え、寒い冬を迎えると落葉しその葉も栄養素として再利用する植物の逞しい生命力に敬服する限りです。12月3日撮影 新宿御苑