梅雨も終わり風のガーデンでは植物たちの繁茂が旺盛です。
5月にやってきたツルバラもツルを伸ばし花を咲かせ続けています。
風のガーデンも今年で5回目の夏を迎えますが、最初の年に植えたジャスミンや萩などが大きく育ちすっかりパーボラを覆っています。わずか3cm厚みのガーデンクリートと灌水システムの上でジャスミンヤ萩がこれほどまで育つとは当初は想像できませんでした。
ガーデンクリートの開発を始めて10年ほどが経ちますが、コンクリートジャングルやアスファルト砂漠に覆われてヒートアイランド現象やドライアイランド現象に苦しむ都市環境も、ガーデンクリートと灌水システムが緑に覆われたオアシスに変えるお手伝いをいたします。
ガーデンクリートは土よりも軽く(900kg/m3),土よりも固く(圧縮強度3.22N/mm2),保水性は土と同等以上(300㍑/m3)の緑化基盤です。ガーデンクリートを利用した10年以上にわたる緑化の経験から厚み3cm~4cmのガーデンクリートの上で様々な植物が育っています。
ガーデンクリートの上に2cmから3cmの土や砂をのせることで、種から芝生やパセリ、コマツナなどの野菜が育ちます。
ガーデンクリートに穴をあけて植物を挿入することで立面でもニチニチソウやヴィオラなどの花が育っています。
フローラカスケードがーデンクリートはコンクリートやアスファルトの上に直接施工が出来るので、灌水システムと組み合わせて、コンクリートジャングルやアスファルト砂漠が原因でヒートアイランド現象に苦しむ、東京、香港、シンガポールなどの都市の一部を緑に囲まれたオアシスに変えてきました。
ガーデンクリートは天然の軽石を無機系の固化材で固めた緑化基盤なので、ウレタンや植物を使用した有機系の緑化基盤よりも耐候性、耐火性に優れ、屋外で長期にわたって使用しても紫外線や雨水による劣化が見られません。
東京は梅雨の季節を迎えていますが、フローラカスケードに植えたニチニチソウはひと月が経過して新しい花が咲き始めました。
ニチニチソウはマダガスカル原産の熱帯の植物ですが、東京でも夏の間、次々と新しい花を咲かせ続けます。
今回はフローラカスケードでイチゴも育てています。6月に一度赤い実をつけたイチゴも、また花を咲かせて新しい実がなりつつあります。Made in AsakusaのStrawberry楽しみですね。
フローラカスケードは、植物を水平方向に育てる仕組みですが、花も果物も元気に成長を続けています。 関連サイト:
フローラカスケード 7月15日撮影
7月に入りPIOのテラスのミニ菜園も収穫の時期を迎えています。
先のブロクで紹介したナスの花も実が生りました。
ピーマンも再び実が生りました。
二種類のトマトがまるい実、楕円形の実をつけています。
この2ヶ月ほどの間にトマト、ピーマン、ナスが植えたときと比べると大きく伸びました。わずか3cm厚みのガーデンクリートと灌水システムを組み合わせた上で様々な野菜が実を結ぶ事ができたのは大きな喜びです。