三佐和ブログ


9月の風のガーデン 2016年09月29日
                秋分の日も過ぎて風のガーデンに差し込む日差しも柔らかくなって来たようです。
P9270006.JPG
             都会のビルの9Fテラスにある風のガーデンにも蜂がやってきて花の蜜を吸っています。
P9270014.JPG
これから秋もだんだんと深まってゆきますが、風のガーデンの植物たちは移り変わる季節の気配を静かに感じているようです。
P9270007.JPG
                                                               9月27日撮影

動植物が快適にすごせる気温? 2016年09月22日
浅草寺様の境内や大田区産業プラザのテラスで、ガーデンクリートと灌水システムを組み合わせて花を育てていますが、四季の変化が見られる東京では、平均気温20度前後の気候が花の植え替えには適しているようです。浅草寺様の境内では6月の始めにニチニチソウを植えて今日まで咲き続けています。 東京の平均気温.pdf                         浅草寺様のニチニチソウ 9月20日撮影
P9200046.JPG
浅草寺様のヴィオラは東京の平均気温が20度を下回る10月から11月にかけて植えて来年の5月ごろまで咲かせ続ける予定です。   浅草寺様のヴィオラ 4月20日撮影
P4200066.JPG
マダガスカル原産のニチニチソウは、熱帯の気候では咲き続けて野生化するようですがこれから気温の下がる東京ではどこまで咲き続けることが出来るのか観察してみようと思います。以前のブログでもお話ししましたが西洋芝の最適生育温度は15度から24度の間だそうです。芝生の科学 
                              PIOのテラスのニチニチソウ 9月16日撮影
P9160008.JPG
つまり植物の生育に適した気温は20度を中心にして±5度の間にあるようですが、これは植物のみならず、我々動物にとっても快適な気温ですね。
P9200043.JPG
今日9月22日は秋分の日です。これから東京の平均気温も来年の2月ごろまで下がり続け、来年の春分の日には気温の上昇期を迎えます。 浅草寺様境内で見かけたヒガンバナ 9月20日撮影


9月のフローラカスケード 2016年09月15日
浅草寺様境内のフローラカスケードで、6月の始めに植えたニチニチソウも無事に夏を乗り切り秋を迎えました。
P9120050.JPG

今年はフローラカスケードの一部にイチゴを植えて育ててみたのですが、花が咲き実がなる事が出来ました。イチゴはランナーが伸びて株分けをする植物で、立面型の緑化基盤フローラカスケードで育てるのに適しているようです。

P7220017.JPG

フローラカスケードが石垣の役割をはたして石垣でイチゴが育つような感じです。今回は試験的にニチニチソウと同じ時期に植えてみたのですが、この夏の経験を活かして本格的な石垣イチゴの栽培に挑戦してみようと思います。
P7220016.JPG

ニチニチソウも生育に適している気候を迎えて再び花の咲きが良くなってきたようです。ニチニチソウは英語名Madagascar Periwinkle。マダガスカル原産の熱帯植物ですが、これから気温が下がって行く気候の中でいつまで育つか見守ってゆこうと思います。 
P9120061.JPG
                                                      9月12日撮影

植物が元気に育ち続けるサスティナブルな環境 2016年09月09日
Tyee(タイイ)とは「優れた者」、「指導者」を表す、アメリカ北西太平洋部に住む先住民族の言葉です。新時代の先駆けとなるベントグラスにふさわしい名前として、タイイの開発者レア・ブリルマン博士により名付けられたそうです。
08.jpg
私は2年前の夏からこの芝生の種をPIOのテラスで育てています。過酷な環境で芝生を育てるベント芝は気温が高いヒートアイランド東京の夏の厳しい環境では育ちにくいといわれていましたが、「優れた者」Tyeeは今年も東京の夏を無事に乗り切りました。
P90900071.JPG
PIOのテラスでガーデンクリートの緑化ブロックと灌水システムを組み合わせて、西洋芝や植物を育てて丸八年がたちました。その間、このテラスで植物たちと向かい合いながら試行錯誤と経験を積み重ねて様々なことがわかりました。私がこれまでPIOのテラスで取り組んできたことは、植物が元気に育ち続けるサステイナブル(持続可能)な環境を作ることでした。太陽の光や風を浴びながら、ガーデンクリートと灌水装置を組み合わせた舞台装置の上で植物が元気に育ち続ける環境を作ることです。
P9020007.JPG

コンクリートジャングルやアスファルト砂漠に覆われた都市環境で植物たちを育てるためには、土に代わる緑化基盤が必要です。ガーデンクリートは都市環境の中で土の役割を果たします。ガーデンクリートには保水性がありますが、植物が一年を通して元気に育ち続けるためには灌水の継続が求められます。広い面積でも自動灌水が継続できるシステムとガーデンクリートを組み合わせることでこの課題を解決しました。光風土水は生命を持続するための基本です。
P90900092.JPG
厳しい夏を乗り越えたPIOのテラスにタイイをオーバーシードしました。ガーデンクリート緑化システムという舞台装置の上で、主役のタイイが秋から冬に向けてエバーグリーンのフィールドを装います。
9月9日撮影  関連ブログ:大田区産業プラザ6Fテラス  タイイのお求めは三佐和オンラインショップ
8月の風のガーデン 2016年09月01日
8月も終わりを迎え風のガーデンの植物たちも元気に庭を覆っています。今年の夏も植物たちの成長は旺盛でした。
P8300037.JPG
わずか3㎝厚みのガーデンクリートと灌水クロスの上で植物を育ててまる5年が経過しました。ヒートアイランド現象の影響で気温の高い東京の環境で、元気に夏を乗り越える植物たちの生命力に敬服します。
P8300031.JPG
風のガーデンでは今年もまたハギの花が盛りを迎え、ススキが伸びて秋の気配が漂い始めました。季節が夏から秋に向けて移り変わり始めているようですね。
P8300041.JPG
人間が作りだしたヒートアイランド現象という環境のなかでも、太陽は環境に変化をもたらします。あと3週間ほどで秋分の日ですね。今年もまた東京に秋がめぐってきます。
P8300043.JPG
                          8月30日撮影

TOP