大田区産業プラザPIOの6Fテラスで5月からピーマン、トマト、ナスを育てています。トマトとナスは収穫終了しましたがピーマンはまだ引き続き実を成らせています。
塩基バランスという言葉を教えていただきました。土の中の石灰(カルシウム)、苦土(マグネシウム)、リンの配合バランスのことを言うのですが、一般的にはカルシウム5、マグネシウム2、リン1が良いとされています。PIOのテラスのピーマンを育てているガーデンクリートは軽石を石灰系固化材で固めた緑化基盤です。
PIOのテラスでは3cm厚みのガーデンクリートの上に灌水クロスを敷きこみ、その上にピーマンなどの苗をプラスチックの容器から外して載せて育てています。苗の横は厚さ3cmから4cmの土でガーデンクリートを覆っているだけです。このような場所で、ピーマンやトマト、ナスが育つか心配でしたが苗を置いて5か月たってもピーマンは育ち続けています。おそらくピーマンの根はガーデンクリートの石灰系固化材に包まれた軽石の間に入り込み栄養分を吸収しているのでしょうね。
今年の夏は厚さ3cmのガーデンクリートと3cmほどの土で構成されている緑化基盤の上でたくさんのトマト、ナス、ピーマンが収穫されました。それに伴い土から多くの栄養素が奪われたことでしょうね。これから秋に植える植物を選定中ですが、秋の植物を植える前にガーデンクリートの石灰系の栄養素は保たれますが、マグネシウム、リンなどを補給して土の塩基バランスを回復させる予定です。