三佐和ブログ


コンクリートジャングルとアスファルト砂漠 2 2017年01月05日
先週のブログで温帯に属する東京は、夏はヒートアイランド現象の影響で都市全体の気温が高くなり人が不快な思いをしますが、その他の季節は気温が暖かく推移する都市環境は植物や人にとって不快な環境ではなく、さらに植物にとっては成長に良い影響を及ぼすようなことを述べました。極論すると四季のある日本の都市では、ヒートアイランド現象の影響で人が不快な思いをするのは夏の3か月ほどで、春、秋冬の9か月ほどの間は生物が暮らすのには決して悪い環境ではないと思います。
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それでは熱帯や亜熱帯地方の都市環境はどうでしょうか?熱帯地方の気候は雨季と乾季に分かれている地域が多いようです。そして植物に覆われたジャングルは保水力も高く、雨水の循環も自然に行われるので、地表の温度が異常に高くなることはありません。ところが熱帯地方の都市は、東京と同じようにコンクリートジャングル、アスファルト砂漠に覆われて、雨季にはせっかく降ってきたスコールも地表に保水されることなく流失して蒸散効果も少なく、地表の温度は周囲の自然環境と比べて高く推移します。そしてこのような季節が6か月ほど続きます。さらに乾季は降雨量も雨季と比べて少なく、都市の気温は周囲の自然と比べてさらに高く推移するようです。

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保水性と通気性があるとともに、直射日光、紫外線に強い無機系の保水性素材として開発されたのがガーデンクリートです。ガーデンクリートでコンクリートジャングルやアスファルト砂漠を覆うことで一年を通してヒートアイランド現象に苦しむ熱帯、亜熱帯の都市環境を改善します。
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フローラカスケードは緑化基盤ガーデンクリートが表面に現れた緑化壁で、強い太陽光、紫外線が一年中降り注ぐ熱帯、亜熱帯の都市環境を緑で覆います。 浅草寺様の境内に設置されたフローラカスケード12月26日撮影

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