大田区産業プラザPIOのテラスで日本法蓮草を育てていますが、その様子がサイトアップされました。
ガーデンクリートとお水番の組み合わせによる野菜の成長記録2間引きのために摘み取った日本法蓮草をサラダにして食べましたが,えぐみもなく美味しくいただけました。
二十四節季の
雨水も過ぎてフローラカスケードを設置している浅草寺様境内にも春の気配が感じられます。フローラカスケードにビオラとイチゴを植えて3か月が経過しました。
ビオラもイチゴも冬の寒さを乗り越えて成長を続けて少しづつですが大きくなってきました。
あと2週間もすると虫が這いだす
啓蟄を迎えます。フローラカスケードで育つ植物を見ていると暑さ寒さに右往左往されない逞しさを感じます。フローラカスケードで植物を育てるのに大事なことは常に適切な灌水を続けることですね。
2月22日撮影
PIOのテラスで、日本法蓮草を育てているお水番のタンクの水位を計ったところ4cmほど下がっていました。前回タンクを満水にしてから23日が経過しています。その間に灌水された水量は約10リットルです。一日当たり約0.43リットルの灌水量。お水番は植物が光合成や蒸散作用に必要とする水量を植物の都合に合わせて灌水します。
1月の東京は気温も低く、日本法蓮草の葉からの水分の蒸散量もそれほど多くありませんでしたが、これから気温が高くなるにつれて灌水量も増えてゆくことと思います。
PIOのテラスでもイチゴの栽培を始めました。春に向けて成長してゆくのが楽しみです。
寒い季節を乗り切った西洋芝ですが、種まきを再開しました。東京のビルのテラスにも春の気配が漂い始めています。
2月16日撮影
「植物はなぜ動かないのか」稲垣栄洋著ちくまプリマー新書という面白い本を読みました。テーマは「弱くて強い植物の話」です。植物たちの豊かな生き方が語られている本でとても興味深く読むことが出来ました。植物は発芽した環境から移動することはできません。自分が身を置いた環境の中で、根、茎、葉、花を駆使しながら光合成を行い種を残す生命活動を行いますね。
私は事務所でガーデンクリートのフラワーポットでサトイモ科の熱帯植物デイフェンバキアを育てています。昨年の6月には育てて8年以上が経過して初めて白い花が咲きました。
2014年5月撮影
デイフェンバキアを事務所に移して3年ほどが経つのですが、その間に葉は大きくなり葉の色も濃い緑色に変化しました。事務所の窓辺とベランダは西に面していて、自宅の窓辺やベランダのように太陽の光を多く取り込むことが出来ません。このような環境の変化の中で、デイフェンバキアはより多くの光が取り込めるように葉を大きくし葉緑素クロロフィルの量を増やして、環境の変化に適応したのではないかと思います。
本来は動くことが出来ないデイフェンバキアですが、私の都合で育つ場所を変えられて、環境の変化に対応するために葉の大きさや色を変化させて生き続けているような気がします。
2月9日撮影