三佐和ブログ


熱帯地方の都市人口の増加とガーデンクリート 2017年04月20日
以前のブログで、熱帯(地球の北回帰線から南回帰線に挟まれた地域)で人口が増えているという話をしました。熱帯の人口の増加と都市化
1950年の熱帯アジア(南アジア、東南アジア)の都市人口が1億人であったのが2010年には9億人に、熱帯アメリカ(中央アメリカ、南アメリカ)の都市人口が1950年に8千万人であったのが、2010年には5億人に、熱帯アフリカ(中央アフリカ、東アフリカ)の都市人口が5千万人であったのが2010年には3億人になりました。合計すると1950年に2億3千万人であった熱帯地方の都市人口が2010年には17億人に増えたと言う事です。
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さらに予測では2030年には熱帯アジアの都市人口が14億人、熱帯アメリカの都市人口が6億人、熱帯アフリカの都市人口が6億人で合計26億人の都市人口が熱帯地方で見込まれます。
地球規模で見て、2030年の都市人口が50億人と予想されている中で、熱帯地方の都市人口が26億人と言う事は、世界の都市人口の半分以上が熱帯地方に集中すると言う事ですね。
出典Tropical Urban Heat Island (Nyuk Hien Wlng Yu Chen共著)
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熱帯地方は暑いわりには一年を通して雨が多く緑にも恵まれているので、人々が生活できる環境を保っていますが、熱帯地方で都市化が進むと言う事は、緑豊かな熱帯のジャングルがコンクリートジャングルとアスファルト砂漠に覆われた保水力を失ったヒートアイランドに変貌すると言う事です。熱帯地方のヒートアイランド化は温帯地方のヒートアイランド化よりもより深刻な問題が生まれることが予測されます。
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幸い、熱帯地方には多くの火山があり軽石の入手が可能です。そして石灰石も豊富です。これから2030年に向けて、熱帯地方で都市化が進むとともに軽石と石灰石を原料としたガーデンクリートで熱帯地方の都市のヒートアイランド現象の緩和に貢献できればと思います。
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             関連サイト: 環境改善にガーデンクリート


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