三佐和ブログ


輻射熱 2017年08月16日
台風5号の去った8月8日の夜、神宮球場でプロ野球を観戦しました。当日の東京は台風が運んできた熱風の影響で気温が30度を超える暑い日でした。
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野球を見た場所はネット裏の最上段、おそらく建物の4階ほどの高さに位置する場所でした。野球が始まるころにはセンター方向から風も吹いて暑さはそれほど感じられず、集中して野球を見ることが出来ました。
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神宮球場は土の上に人工芝を張ったグランドです。天然芝に比べて樹脂製の人工芝の表面温度は高いのですが、高い場所にいたせいでしょうかグランドからの熱気は感じられませんでした。野球が終了したのは9時過ぎでしたが暑さを忘れて野球を観戦した後、球場を出たとたんに地面のアスファルトからの輻射熱を体感しました。
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保水性の少ないアスファルトは気化熱の働きで表面温度を下げることが出来ないので、太陽光エネルギーがより多くが内部に蓄積され、輻射熱として空気中に放出されます。この日の東京の最高気温は33.9度でした。夜になっても気温があまり下がらず気温も高かったことからアスファルトからの輻射熱を体感することが出来たのでしょうね。 関連ブログ:アルベド 8月8日撮影

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