三佐和ブログ


1月のフローラカスケード 2018年01月12日
2018年日本列島は寒気に覆われた寒い新年を迎えています。その中で浅草寺様境内のフローラカスケードではマイナス温度の中でビオラが元気に育っていました。
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浅草寺様の境内に緑化ブロックに穴をあけたカスケードブロックで立面で植物を育ててほぼ5年が経ちます。緑化ブロックと灌水システムを組み合わせて立面で植物を育てることは平面で植物を育てる方法と比べて、灌水の水の流れに大きな違いがみられます。
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平面では緑化ブロックを基盤としてその上に灌水クロスを敷き水を水平に分散させることで植物の根に水分を供給しますが、立面では水を上から下に流す方法をとります。緑化ブロックには無数の空隙があるので上から流れる水はこの空隙を伝わりながら分散して下に流れますが、水分をブロック全面に分散させながら供給するためには様々な工夫を蓄積しました。
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そしてこれまでの経験を踏まえながら、立面でも平面でも植物を育てられるカスケードブロックを製品化しました。カスケードブロックで植物を育てる
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ガーデンクリートを原料にしたカスケードブロックは土に近い性質をしていますが固まっているので、いつまでたっても劣化することがありません。マイナス温度であろうと植物たちをしっかり支えながら水分補給を行います。1月12日撮影

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