三佐和ブログ


宇宙万物の根源 2018年01月27日
中国戦国時代の思想家,老子は宇宙万物の根源を「道」と名づけ、人為を用いず、人知を働かせず、自然のままに従ってゆく「無為自然」の道を説きました。
先のブログで、太陽は約220km/秒の速度で銀河系を公転し、その時地球は時速10万kmの速度で太陽の周りを公転しているお話をしました。太陽の公転運動その様子をグラフィック映像で表したサイトをご紹介しましたが、この映像に見られる太陽や地球の公転の軌道と老子が説く道とは相通ずるところがあるのではないかと思います。太陽や地球の公転、そして自転の活動エネルギーと軌道が宇宙万物の根源である道であり、生命が生存する地球環境の形成にも影響を与えているのではないでしょうか?
P1012718.JPG今年の東京は久しぶりに本格的な寒い冬を迎えています。理由は諸説あるようですがその一つに太陽の磁場活動の変化と黒点の数を関連付けた考え方があるようです。黒点の数が多い時期は太陽の磁場活動も活発で地球などの惑星も太陽の磁場に覆われる状態が続くようです。そして黒点の数の少ない時期は太陽の磁場活動も不活発になり地球を覆う磁場も小さくなるようですね。例えると黒点の多い時期は太陽が磁場の傘を開き、黒点が少ないときは磁場の傘が閉じられるとでも言うのでしょうか?
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磁場の傘が開いている時期は、宇宙に漂う微粒子が磁場の傘にシールドされて地球に降り注ぐ量も少なくて済みますが、磁場の傘が閉じている時期は宇宙から降り注ぐ微粒子が地球に届く量も増えますね。もちろん地球にも磁力があるので磁場のシールドもあると思いますが太陽の磁場に比べると見劣りするのでしょうか。そして地球の大気に届いた宇宙からの微粒子が大気の電離度を変化させて酸素と水素が結合して水滴となり雲となり地球を覆うという考え方です。宇宙からの微粒子が多いと地球を覆う雲の量も増えて、それに伴い雲が太陽光を反射する量も増えるので地球に届く太陽エネルギーが減少して地球が寒くなるという説明ですが、なかなか説得力がある話ですね。
P1240004.JPG地球は太陽と共に秒速220kmという速度で宇宙空間を移動しているので、太陽の磁場の傘が開いているときは宇宙の微粒子をシールドしてくれますが、磁場の傘が閉ざされた状態が続くと地球には宇宙からの微粒子が土砂降りの雨のように降り注ぐのでしょうね。日本人は太陽の事をお天道様と呼んできました。天の道を進む太陽は地球生命を支える源でもあるのです。


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