三佐和ブログ


4月のフローラカスケード 2018年04月06日
昨年の10月のはじめに浅草寺様境内に設置されているフローラカスケードにビオラを植えてから6か月が過ぎました。今年の冬の東京は気温が低く大雪にも見舞われましたが、太陽からの暖かい陽ざしを受け続けながらビオラは成長を続け今盛りを迎えています。
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立面で植物を育てるフローラカスケードの良さは、植物全体を横から俯瞰できることです。花の盛りを迎えたビオラがカスケードブロック全面を覆いその美しさに圧倒されます。
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立面で植物を育てる難しさは、いかにして植物全体に水を灌水するかということですね。緑化ブロックと灌水クロスを用いて平面で植物を育てる場合はクロスの水の分散性、そして緑化ブロックの保水性fで水が植物全体に行き渡りますが、立面で植物を育てる場合、水はカスケードブロックの上から下に向かい流れてゆきます。
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カスケードブロックには無数の空隙があるので、上から流れてくる水はこの空隙を伝わり下や横に分散してゆきますが、ブロックの上と下では流れる水量にむらが出来たりします。フローラカスケードではカスケードブロック全体に水がうまく広がるように様々な工夫がなされています。
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4月8日は仏様の誕生をお祝いする灌仏会花祭りです。フローラカスケードのビオラたちも花祭りに合わせて見頃を迎えているようですね。浅草寺様境内では白い象に乗った仏様の立像が皆さんをお迎えします。 4月4日撮影

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