三佐和ブログ


カスケードブロックで植物を育てるコツ 2018年10月29日
新宿事務所のベランダにカスケードブロックを敷き並べ、ブロックにあけた穴に植物の苗を植えて季節の花やハーブを育てています。今年はカスケードブロックで育つ植物を見ていて植物の生育が良いような気がします。
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縦横30㎝厚み6cmのカスケードブロックに直径9cmの穴が4個開いていて、この穴に植物の苗を植えて育てます。土の性質に似たガーデンクリートで作られたカスケードブロックをベランダに敷き詰めても、ブロックは固まっているので土のように飛散することなくベランダを汚すことがありません。
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今年はベゴニア、ニチニチソウやクリーピングミント、ナイトウトウガラシ等の植物を育てています。カスケードブロックを構成しているガーデンクリートの比重は乾燥時900kg/m3,保水時1200kg/m3でカスケードブロックブロック1枚当たり穴の苗の部分の土も含めて約1.6ℓ(約18ℓ/m2)の水が保水できます。これは東京の気候では約4日分の降雨量に相当します。
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だからといって4日に一度灌水すれば良いというわけにはゆきません。なぜならばカスケードブロックの中で生きている植物が生命を維持するために植物体内から水分を蒸散させたり、活動エネルギーとなる炭水化物を光合成するために水分を利用するからです。植物が消費する水分の90%以上は体内に保たれたり蒸散作用で使用されるようで光合成に使用する水分は消費する水分全体の3%前後の模様です。
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今年の夏は猛暑が続いたので毎日8ℓぐらいの水を植物全体に灌水しました。1㎡当たりおよそ8ℓ/m2ℓ前後の灌水量です。これは東京の1日当たりの平均蒸散量のおよそ2倍の灌水量です。カスケードブロックで4日分ぐらいの保水量を保ちながら1日当たりの蒸散量の倍の灌水を続けたことで植物たちに十分な水が補給されたのでしょうね。そして水はけが良く通気性のあるカスケードブロックが過水による根腐れから植物の根を守ったのだと思います。

                10月29日撮影
10月のPIOのテラス 2018年10月22日
10月も下旬を迎え東京都内の気温も下がってきました。5月から成長を続けてきた野菜フィールドのミニトマトやパプリカも盛りを過ぎましたがまだ実がなっています。昨年と比べると一月以上長く実をつけ続けているようです。           ミニトマト
PA220133.JPG野菜フィールドではパプリカがまた実をつけ始めました。気温が下がるにつれて野菜フィールドも芝生フィールドも灌水量を少しずつ減らして秋の灌水量に調整して灌水を続けています。
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気温が20℃前後の今の季節は西洋芝にとって最適の気候です。ベントグラスTyeeの種を少し追い蒔きしました。
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カスケードブロックで育てた稲も無事に刈り終えました。これから冬にかけてヒヤシンスなどの球根植物の生育に挑戦しようと思います。
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                  10月22日撮影
虫の声 2018年10月15日
今年の秋、ヒートアイランド東京では虫の声があまり聴こえないようです。私は事務所への行き帰りに新宿御苑を抜けるのですが、虫の声があまり聴こえません。夏の間セミはよく鳴いていましたが?今年の夏の東京は暑い日が続きました。先のブログでもお話しましたが大田区産業プラザPIOでもいつのの夏よりも昆虫の活動が鈍くなっているような気がしました。8月のPIOのテラス
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それと今年の東京は台風による強風の影響のせいでしょうか木の葉が紅葉する前に落葉する風景が多いようです。新宿御苑のポプラも紅葉する前に落ちる葉が多いようです。
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ヒートアイランド東京を歩くだけでも、変化する気候の影響による自然の移り変わりを見たり聴いたり感じたりすることができますね。今年もまた御苑の秋薔薇が美しく咲き始めました。
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                 10月13日撮影

10月の新宿事務所 2018年10月04日

新宿事務所のベランダでは5月の始めに手作りフラワーポッドに植えたゴーヤが実をつけていました。

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事務所のそばの新宿御苑とご縁のある内藤トウガラシもカスケードブロックで実を付けました。
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カスケードブロックは直径9cmの穴に苗を植えるだけで様々な植物を育てることができます。カスケードブロックを構成しているガーデンクリートが土の役目を果たすのでベランダを汚すことがありません。今年の夏も厚み6cmのカスケードブロックの中でベゴニア、日日草、ミント、そして内藤トウガラシが良く育ちました。日に日に緑が濃くなるベランダを眺めていると心が満たされます。
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カスケードブロックは壁に立てかけて立面でも植物が育てられるので狭いスペースも有効に利用できますね。
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江戸時代、御苑前の大木戸門には、玉川上水から流れる上水を江戸市中に送るためのお水番の番所がありました。お水番の名前をいただいたガーデニングキットお水番を使用して西洋芝を育てていますが今年も無事に夏の暑さを乗り越えました。
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「ヒートアイランドにオアシスを!」 ささやかではありますがこれからもヒートアイランド東京のいたるところに、無数の緑のオアシスを作ってゆこうと思います。
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10月4日撮影
10月の風のガーデン 2018年10月03日
10月1日未明、東京は台風24号の影響で風速30メートル以上の強風に見舞われました。
文京区にあります風のガーデンは名前のとおり風通しの良い建物9Fのテラスに設置されているので少し心配になり、庭の様子を見に行ったところ植物たちや、フェンス、パーゴラの無事を確認することができて安心しました。ジャスミンのツルがパーゴラにしっかりと絡みついていました。
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 設置してから7年を経過した木製のフェンスも金属製のフェンスにしっかりと固定されていました。
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台風が過ぎた後の風のガーデンでは植物たちが平然とした姿で静かにたたずんでいました。暴風雨のなかでもしなやかに対応する植物たちの逞しさに敬意を表したいですね。
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10月に入り秋も深まりつつある風のガーデンでは、1年前にやって来たナデシコが今年も花を咲かせていました。
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                 10月3日撮影            

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