三佐和ブログ


7月のPIOのテラス 2019年07月26日

7月も下旬を迎え長く続いた東京の梅雨もようやく終わりを迎えようとしています。6月24日に野菜フィールドと芝生フィールドの灌水タンクを満水にして以来、雨や曇りの日が続き太陽が見えた日はほとんどありませんでした。そして一昨日からようやく青空が見えるようになりました。

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6月24日から7月26日までのひと月の間に野菜フィールドでは7.1㍑/㎡・日、芝生フィールドでは0.2㍑/㎡・日の水が灌水されました。初夏の間は野菜フィールドでは約4.5㍑/㎡・日、芝生フィールドでは6.6㍑/㎡・日の灌水がされていた時と比べると、梅雨の間の芝生フィールドの灌水量の大きな落ち込みが目立ちます。

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先のブログでもお話ししましたが、梅雨に入り野菜フィールドではキュウリ、ナス、ピーマンなどの苗が大きく成長し、それに伴い消費する水量も増えたために初夏の気候よりも1日当たりの灌水量が増えたようですね。それに対して、芝生は直射日光に当たることがなく、雨や湿度の影響で消費する水量が、ほとんど雨だけで賄われたので1日当たりの灌水量も大きく減りました。植物が必要とする灌水量

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今年の東京の梅雨は、太陽の当たる日がほとんどなかったことで自然灌水システム「お水番」の大きな特徴である、植物が必要とする量の灌水をする仕組みが改めて実証されました。梅雨も終えていよいよ本格的な夏がやってきました。これから芝生からの蒸散作用も活発になるにつれて芝生フィールドの灌水量も増えることと思います。そして野菜フィールドではキュウリやナス、ピーマンの収穫が続く限りお水番からの灌水量もこれまで通り続くことでしょうね。 7月26日撮影


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