植物に寄り添う自然灌水システム「お水番」 | 2019年10月11日 |
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自然灌水システムお水番のサイトがホームページにアップされました。植物に寄り添う自然灌水システム「お水番」大田区産業プラザに設置したお水番の1年にわたる灌水量の計測の結果、年間平均3.8㍑/㎡日の水をベント芝に灌水しました。冬の間は灌水量は減り(2.3㍑/㎡日)初夏にかけて気温が上がり直射日光に当たる時間が増えると灌水量は増えました。(6.6㍑/㎡日)雨曇の日が続く梅雨の間は灌水量も大幅に減りました。(0.2㍑/㎡日)。そして梅雨が明けると灌水量は増え始めましたが、暑さと湿気でベント芝が衰退する間は灌水量はそれほど増えませんでした。(平均0.8㍑/㎡日)そして新しい芝生が成長を始めるとともに水量も増えました。
自然灌水システム「お水番」は人間が植物への灌水量を決めるのではなく、植物が必要とする水量を灌水する植物に寄り添う自然灌水システムです。今回の測定で計測された芝生とガーデンクリートへの灌水量と東京の降雨量を合わせ、芝生からの蒸散量を引いた土壌水分量は1㎥当たり20%でしたが、この数値はベント芝が育つのに理想的な土壌水分量といわれている1㎥当たり15%から25%の範囲内に収まっていました。しかもこの土壌水分量は、植物が求めた灌水量と降雨量を加えた数値です。関連ブログ:芝生をめぐる水の循環