三佐和ブログ


東京の年間降水量 2020年03月10日

1981年から2010年までの東京の年間降水量の変化をグラフにしてみました。気象庁 過去のデータ検索参照

年間香水りゅの推移 表.png

東京の年間降水量の推移.png

1981年から2010年までに全国80の観測地点で観測された年間降水量の平均値を表にしてみました。(理科年表92冊参照)そしてこの数値をもとにして全国の年間降水量の平均値を計算したところ1943.7mmでした。全国80の観測地点のうちこの平均降水量を上回った観測地点は21か所ありました。また東京の年間降水量1528.8mmを上回った観測地点は41か所ありました。

全国降雨量1.png

東京の年間降水量よりも低かった地域は北海道と太平洋沿岸の東北地方、熊谷、宇都宮、、長野、甲府などの内陸地方、京都、大阪、神戸、奈良、和歌山などの関西地方、そして岡山、徳島、高松、松山などの瀬戸内地方でした。

全国降雨量2.png

一方で秋田、酒田、富山、金沢、鳥取、松江など日本海に面した地方の降水量は東京の年間降水量を超えていました。そして静岡、浜松、名古屋、津、尾鷲などの東京よりも南の太平洋沿岸地方も東京より降水量が多いようです。九州地方も東京よりも年間降水量が多いですね。また東京でも大島や八丈島、そして沖縄の那覇など周囲を海に囲まれた島嶼部も年間降水量が多いようです。

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今回は30年という時間軸と、日本全国という平面の中から東京の年間降水量を眺めて見ました。ちなみに日本全国の平均年間降水量1943.7mmは5.3mm/㎡・日、東京の年間降水量1528.8mmは4.2mm/㎡・日に換算されます。関連ブログ:毛細管現象と蒸散作用


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