三佐和ブログ


8月のPIOのテラス 2020年08月29日

8月に入り芝生フィールドでは西洋芝に代わりキタメヒシバ(メヒシバ属)の生育が旺盛にになってきました。先月のブログでもお話ししましたが、芝生フィールドではコントロールタイマーが故障してレバーを使用した手動の灌水に切り替えました。

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最初のうちは灌水量の調整に苦労しましたが、ここにきてようやく1日当たり約7㍑/㎡の灌水量に落ち着いてきました。これから気温が下がるにつれて灌水量をさらに絞り込もうと思います。芝生フィールドではどこからやってきたのかわかりませんメロンが発芽して葉をつけていました。

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野菜フィールドでは実をつけ終わったイチゴがライナーを伸ばして元気に育っていました。野菜フィールドの夏の灌水量は1日当たり約2㍑/㎡という植物を育てるにはかなり絞り込んだ灌水量ですが、ご覧のようにイチゴの葉が良い色をしていました。

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灌水装置オアシスでは夏の厳しい直射日光の中でミントが元気に頑張っていました。

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まだまだ暑い日が続きますがPIOのテラスの植物たちは元気に夏を乗り切っています。8月29日撮影

境内東ブミコン舗装3 2020年08月24日

お盆の休みも終わり浅草寺様境内のブミコン舗装が再開されました。今週は境内東、は工区のブミコン舗装です。

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浅草寺様境内では雨水の排水システムの改修に伴いブミコンによる透水性舗装が行われています。浅草寺様境内のブミコンの保水率は平均しては17.5%、1時間当たりおよそ20mmの雨水を透水、保水することができます。そして東京都の下水は1時間当たり50mmの雨水を排水できる設計です。

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先のブログでもお話ししましたが、今年の夏は日本や、朝鮮半島、そして中国など東アジアが大雨に見舞われています。今年の梅雨 これから太陽の黒点活動の停滞が続く間は、地球全体で発生する雲の量が増えて、それに伴い雨が降る割合が地球規模で広がるという考え方があります。詳しくはブログ宇宙万物の根源 をご覧ください。

P8240094.JPGコンクリートジャングルとアスファルト砂漠に覆われたヒートアイランド東京の雨水の透水・保水性は著しく低下しています。これから雨の増える気候の中で大自然の現象に立ち向かうのは、ハチドリクリキンディのたとえのような行動ではあるかもしれませんが、できる限り都市の透水性・保水性を高めてゆこうと思います。

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                 8月24日撮影

境内東ブミコン舗装2 2020年08月15日

浅草寺様境内東ろ工区のブミコン舗装が終了しました。夏の直射日光の当たる厳しい環境の中で、ブミコンを施工した後にブルーシートをかけて養生をする舗装工事でした。

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ブミコンは材料を混錬するときに水分量を工夫する必要があります。水が多すぎたり少なすぎたりすると良い品質が保てません。材料と水量の理想的な配合を確保しながら施工することが求められます。

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ブミコンは浅草名物の雷オコシのような形をしています。材料の中に空隙があり、そこに雨水が浸透したり保水されたりする機能を備えたポーラスコンクリートです。

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暑い日が続くので、しばらくの間作業を休みお盆が明けてから施工を再開する予定です。8月13日撮影

8月の新宿御苑 2020年08月14日

久しぶりに朝の御苑を歩きました。日本庭園の池は波もなく水面に木橋が映っていました。

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         ポプラ並木も葉がすっかり大きくなり緑が深くなっていました。

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          温室ではクワズイモが紫の花を咲かせていました。

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木立の間を歩くと涼しさを感じます。コンクリートジャングルとアスファルト砂漠に覆われた東京で新宿御苑はヒートアイランドの中のオアシスです。8月12日13日撮影

8月のフローラカスケード 2020年08月11日

今年の東京は8月に入り梅雨が明けたと同時に気温が急に高くなってきました。そのなかでフローラカスケードの壁面ではインパチェンスがが気持ちよさそうに咲いていました。

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フローラカスケードでは一日三回灌水を行っていますが、灌水量と気温のバランスが良いようでゼラニウムやミントも元気です。

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フローラカスケードの壁面は風通しも良く、水と空気と光がうまく調和された環境が形成されているようですね。

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                  8月11日撮影

科学者はなぜ神を信じるのか 2020年08月07日

理論物理学者にしてカトリックの聖職者である三田一郎先生の著書「科学者はなぜ神を信じるのか」講談社ブルーバックスを再読しました。コペルニクスからホーキングまで自然法則と神との関係について様々なエピソードが語られています。

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その中でアインシュタインが神について語った話が面白かったのでご紹介します。「自分にとって神は謎だ。しかし、解けない謎ではない。自然法則を観測すれば、ただただ畏敬の念を抱くばかりだよ。法則にはその制定者がいるはずだが、どんな姿をしているのだろうか。」中略

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「新たな伝道者は、宇宙と同じほど深遠な考えを持った未来の科学者だ。彼らはいずれ詩やおとぎ話ではなく、数学的計算によって宇宙を支配する法則を発見することだろう。」中略

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「牧師さん、宇宙的宗教では、宇宙は自然法則に従って合理的であり、人はその法則を使ってともに創造すること以外に教義はない。私にとって神とは、ほかのすべての原因の根底にある、第一原因なんだ。何でも知るだけの力はあるがいまは何もわかっていないと悟ったとき、自分が無限の知恵の海岸の一粒の砂にすぎないと思ったとき、それが宗教者になったときだ。その意味で、私は熱心な修道士の一人だといえる。」

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三田先生ご自身は科学法則の創造者を「神」と定義されています。関連ブログ:西洋文化と伝統  科学と宗教の関係

境内東ブミコン舗装 2020年08月05日
 8月に入り浅草寺様境内東のブミコン舗装が始まりました。

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雨を気にしながら作業をした梅雨が明けて、日差しの強い8月はブミコンにとって水分量を気にしながらの作業が必要です。

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また真夏の気候の特徴である夕立や、最近のヒートアイランド東京でよく発生するゲリラ豪雨にどう対処するか、現場では天気予報をにらみながらの作業がまだまだ続きそうです。

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