地球上の人工物と生物の総重量が並ぶ? | 2020年12月26日 |
---|
NATIONAL GEOGRAPHICのニュースを見ていたら「地球上の人工物と生物の総重量が並ぶ、研究」という面白い記事がありました。記事の冒頭「コンクリート製の橋からガラス製の建物からコンピューターや衣服まで、人間が作ったあらゆるものの総重量が、地上の生物の総重量を超えようとしていることが新たな研究で明らかになった。」とあります。地球の生物の総重量は約1兆1000億トンで、人間が建造、製造したものの総重量がほぼ同じで、年内に人工物の方が上回る可能性があるそうです。現在の地球環境を面白い視点から研究している人がいるようですね。
記事の途中で近年、人類が地球環境に重大な影響を及ぼすようになってからをその新しい地質時代を新人世と扱う提案があるようですが、人工物の重量が地球の生物の重量を上回ろうとしている今、地球環境が新人世に入った可能性があるようです。以前のブログで「人類が消費してきた石油の累積生産量が近い将来、石油埋蔵量の半分を超えるpeak outの時期を迎えるようです。」ということをお話ししました。石油 peak out 今我々が生活している地球環境は大きな転換期を迎えているようですね。
私の仕事のテーマはコンクリートジャングルとアスファルト砂漠に覆われたヒートアイランド東京にオアシスを作る事です。コンクリートやアスファルトといった人工物で覆われた東京を、当社で開発した緑化コンクリート「ガーデンクリート」や透水性コンクリート「ブミコン」で都市の保水性を高め、生物が育つ環境を作る事です。その活動を通して「地球環境の保護と再生を目指し次の世代に引き渡すことです」というのが当社の理念です。それはとてつもなくスケールの大きな仕事ではありますが、ハチドリクリキンディ話のように、毎日少しでも前向きに都市環境の保水性を高めることで自然環境の保護と再生を目指してゆきたいと思います。ハチドリクリキンディとアフリカの言葉