一隅を照らすとは、平安時代に天台宗を開いた最澄の言葉です。 一隅とはみんなが気づいていないほんの片隅、一角のことを指します。転じて、本当は直視しないといけないにもかかわらず、目をそむけているものという意味もあるようです。「一隅を照らすもの、これ国の宝なり」
人類が作り出した人工物と植物や生物の総重量が並び、化石エネルギーの埋蔵量がピークアウトを迎え世界人口の半数が都市に集まるという、今地球が直面している大きな環境の変動に対して、これから人類はどのように対応すれば良いのでしょうか。
それはこれまで莫大な量の人工物を作り出した人類がこれから植物や生物とどのようにして共生するのか、どのようにして化石エネルギーに代わる新しいエネルギーを作りだすか、そして増え続ける都市人口に対応する都市の環境をどのように整備するかという事です。
これらスケール大きな問題に対応するには人類がそれぞれの問題に対する課題を持ち、各自が一隅を照らす気持ちで活動を続ける事だと思います。私の課題はコンクリートジャングルとアスファルト砂漠に覆われたヒートアイランド東京の透水性と保水性を改善して人が過ごしやすく植物と共生出来る環境を整えて行く事です。関連ブログ:「ヒートアイランドにオアシスを2020」「ヒートアイランドにオアシスを2021」