芝生から大気に蒸発してゆく水量 | 2021年05月17日 |
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2021年4月6日から5月17日まで新宿事務所のベランダで測定した芝生からの水分蒸発量のデータがまとまりました。41日間にわたる測定の結果、灌水装置オアシスから芝生と土、ガーデンクリートを通して大気に蒸発していった水分は4.45㍑/㎡・日でした。同じく計量容器から大気に蒸発していった水分は2.19㍑/㎡・日でした。つまり芝生からの大気へ蒸発してゆく水分は4.45㍑/㎡・日-2.19㍑/㎡・日=2.16㍑/㎡・日です。地表から大気に蒸発してゆく水分とほぼ同じ水分が芝生から蒸発してゆくようです。
また芝生から蒸発してゆく水分は大気中の湿度からも影響を受けるようで、その傾向は4月21日から4月29日にかけての測定データを見るとよくわかります。これからは芝生の水分蒸発量に対して気温と湿度がどのように影響を及ぼすか詳しく調べてゆこうと思います。クリーピングベントグラスも良く伸びてきました。5月20日撮影
今年の東京は梅雨入りが例年よりも早くなりそうですね。街を歩いていたら梅雨の花アジサイを見かけました。植物は気温と湿度に敏感に反応しているようです。