三佐和ブログ


今年の夏の世界の気候 2021年09月03日

今年の夏はドイツやベルギーで大洪水が発生したようですが、その原因は大西洋を南北に循環するか海流(大西洋南北熱塩循環)の影響だそうです。大西洋南北熱塩循環とは赤道付近で暖められた海水が北上してヨーロッパ周辺の気温の低い地域に入り水が冷えて沈み込み再び南に向かって循環する現象です。(半日経ったお風呂の水が表面は暖かく底は冷たいことからイメージできますね。)そして海水の塩分濃度が海水の沈み込みに大きな影響を与えます。最近、グリーンランドの氷河が融けて真水が海に流れ込み海水の塩分濃度を薄め、北上してきた海水の沈み込みが浅くなることで、南北に循環する海流の力を弱めているという考え方です。「地球温暖化で欧州は逆に寒冷化する?

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一方アメリカのニューヨークでもハリケーンの影響で洪水に見舞われているようです。そして今年も中国では都市が洪水による災害に見舞われているようですね。このように今年の夏は世界各地で大雨、洪水の影響に見舞われたようです。東京の8月も雨曇りの日が多かったようです。情報のグローバル化が進み、世界各地で起きている気候の変動がリアルタイムで把握できます。そして気候変動の原因として、人類が消費する化石燃料から発生するCo2などの物質が増えること、太陽の黒点の数値の減少により地球を覆う太陽からの磁力線バリアが弱まり、その結果地球に降り注ぐ宇宙線量が増えることで地球を覆う大気と反応して雲の量が増えること、そして先にお話しした海流の力が弱まることなどが考えられます。

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人類が発生させるCo2の量や太陽の黒点の数値、そして海水の塩分濃度の変化など様々な要因に影響されながら地球規模で気候は変化を続けています。以前私は自然現象の変化を「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざに例えながらお話ししました。「ある事象の発生により、一見すると全く関係がないと思われる場所、物事に影響が及ぶことの喩えである」が吹けば桶屋が儲かる?

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地球は温暖化に向かわせる要因、そして寒冷化に向かわせる要因が複雑に絡み合いながら大きなスケールで変化を続けています。関連ブログ:今年の梅雨


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